大河ドラマのみならず、ラブストーリーとしても”超”のつく名作に位置付けたい!
全編無理な引っ張りがなく、密度の高いドラマであった。毎週ドキドキワクワクで捨て回がなく、それでいてストーリー展開も緩急あって早い。
正直、紫式部と道長で、ここまで充実した作品になると思っていなかった。無知無教養を恥じると共に大石静先生の力を侮っておりました、ごめんなさい🙇🏻♂️🙇🏻♂️
弦楽器が美しい音楽も良かったし、平安の宮中のしきたりや女房の寝所や戯言をこれほど現代的に映した作品は見たことがない。
扇のプレゼントや公任・斉信の品定め… 序盤からの繋がりも素晴らしかった
最終回。清少納言とも再び親交交えているようで、何より。
堅子も彰子も自らの意思で立ち、見事な種明かしもあり、余韻の残る誰も知らない物語であった。
「俺より先にいってはいけない。」
誤解を恐れずに言えば、道長と紫式部は結婚しなかったのが、よかったんだろうな。
だからこそ、生涯、2人だけが理解し合える友情とも愛情ともいえるソウルメイトになった。
現代社会でも6歳から死ぬまでここまで互いを思い合えるパートナーに出会うことがあるのかしら。
主演二人以外の俳優さんの名演、怪演も目白押しだったのも名作を更に高みに上らせました。
私の中の優秀助演賞は下記の通り
優秀助演男優賞
1.藤原実資/秋山竜次
2.一条天皇/塩野瑛久
3.藤原道兼/玉置玲央
優秀助演女優賞
1.源 倫子/黒木 華
2.藤原彰子/見上 愛
3.清少納言/ファーストサマーウイカ
塩野さんの一条天皇や玉置さんの道兼はよくぞここまで相応しい方々を見つけられたなと思うし、
秋山さんとファーストサマーウイカの抜擢はキャスティングした方、天才!お二人の益々の活躍が期待される。
そして、現代の平安美人・黒木華さんが最後まで素晴らしくて主役二人とともにドラマを最初から最後までしっかりと締めていただいた。
本来であれば黒木華は大河の主役にしたいけれど、こうした助演もできる方なので、困った。
数年後の主役は見上愛さんに譲るか。