MADMEN

麒麟がくるのMADMENのレビュー・感想・評価

麒麟がくる(2020年製作のドラマ)
2.8
前半の桶狭間の戦いまでは滅茶苦茶面白い。後半からコロナが直撃したのもあって、どんどんつまらなくなっていった印象。
明智光秀が主人公にも関わらず山崎の戦いカットはいくらなんでも有り得ない。
特に駒と東庵と波太夫がオリジナルキャラなのだが明らかに史実を無視して行動してるのが後半からどんどん加速していってる。
正直波太夫が天皇にため口効くシーンとかは正直見てられなかった。
特に何があっても駒が出てくるのが残念ながら相当うざい。
悪いけどオリキャラ3人は失敗だった。
しかし、オリキャラ以外の史実キャラは生真面目だったのがどんどん暗くなる主人公明智光秀や、闇が深い佐々木秀吉などもっくん斎藤道三とかなかなかに皆キャラが立っていた。
特に染谷将太の織田信長。染谷将太が織田信長かと言われたら期待値が一番下がったが見ていると一番株を上げたキャラだと思う。
従来の野心溢れるイケイケの織田信長像ではなく悲しきメンヘラ覇王とかいう新しくも納得感のある織田信長のキャラを見事演じきったのが素晴らしい。
斎藤道三の死ぬシーンなど素晴らしい所は沢山あるがコロナと沢尻エリカのせいで色々とゴタゴタになってしまったのだろう。
材料や光る所も沢山あったのに残念な作品。
新しき信長像だけでも見る価値はある作品。

シナリオ65点
キャラ80点
演出60点
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