虎に翼の40の情報・感想・評価

エピソード40
第8週「女冥利に尽きる?」(第40話)
拍手:184回
あらすじ
小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされた寅子(伊藤沙莉)。今年は高等試験も行われず、寅子たち女性法曹の道は途絶えてしまうことに。
コメント92件
タキ

タキ

●第8週「女冥利に尽きる?」 〈結婚した寅子と優三。弁護の依頼も次第に増えていき、順風満帆の滑り出しだった。そんな時、ある女性からの依頼、歯科医の夫が亡くなり、子がひとり、現在身重の体で経済的に困窮し、歯科医院を夫の友人の神田医師に借りてもらい、その賃料で生活していたが、義理の両親が神田医師を家に引っ張り込んだ嫁の著しい不行跡から長男の親権を求めて訴えてきたというものだった。判決は寅子が主張した通り、親権を取り上げるほどの著しい不行跡にはあたらないというものになったが、判決後に女性のお腹の大きさに不信感を抱いた寅子は調書からお腹の子の父親は夫ではないのではと思い当たる。さらに女性から上の子も神田の子だと告げられる。雲野弁護士からは失態だと叱られ、判決によって関わった人のその後の人生が変わってしまうことがあるということを肝に銘じるようにと言われる。寅子は優三の励ましでなんとか立ち直り、さらに子を授かる。しかし裁判所で久々に会った久保田から夫の実家のある鳥取に行き弁護士を辞めると言われ、中山も育児に専念するという。「もう私だけなんだ…」と辞めて行ったみんなの想いを全て背負いこんで仕事を片っ端から引き受ける寅子。直道には赤紙が届き、出征する。寅子は雲野に妊娠を告げぬまま、母校での講演まで引き受けてしまい、体調不良で穂高と桂場の前で倒れてしまう。穂高に子を授かったことを話し、まさか先輩が辞めるとは思ってなかった、本当は辛くて辛くてたまらない、辞めて行った仲間の分も頑張らないととは思うが、と心の内を吐露する。仕事なんかしてる場合ではない、結婚した以上、君の第一の務めは子を産み良き母になることだと穂高に諭されるが、ここで辞めたら婦人たちが法曹界に携わる道が途絶えてしまう。出産ギリギリまで働いて出産後もなるべく早く法廷に立ちたいと食い下がる寅子に、「世の中そう簡単には変わらないよ。雨垂れ石を穿つだよ、君の犠牲は決して無駄にならない。」と返される。「私は石を砕けない、雨垂れのひとつぶでしかない、無念のまま消えていくしかないとそうお考えですか。こうなることがわかっていて女子部に誘ったのですか。私たちに世の中を変える力があると信じてくださったのではないのですか。」と捲し立てるも「また君の次の世代がきっと活躍を…」と穂高は返す。「私は、今『私の話』をしてるんです!」と話の噛み合わなさに茫然とする寅子。優三との時間だけが安らぎだったが、寅子の想いは「もう私だけなんだ…」から「なんで私だけ…」に変わっていく。轟にもまた赤紙が届く。寅子は轟にもあとを託されるが、いつもの元気がない寅子によねは「やれるだけのことはする、お前はひとりじゃない」と告げる。この一件で雲野にも妊娠が伝わってしまい、仕事はすべて引き継ぐので休むように言われる。穂高からは弁護士資格は持っているのだから仕事への復帰はいつでもできると言われ、寅子はもう先頭に立って頑張らなくてもいいという感情が押し寄せてくる。その顔を見たよねからは「男に優しくされたからホッとした顔しやがって男に守ってもらうのがお似合いだ。」と言われる。寅子は法律事務所に辞表を出し、泣きながら母に買ってもらった六法全書を行李にしまう。寅子の地獄の日々は終わりを告げた。それから娘が生まれ、優未と名付けられる。戦況は進み、猪爪家は軍の接収を受け自宅を明け渡し登戸火工の社員寮に住むことになる。そこに明律大学女子部の後輩小泉が訪ねてくる。女子部は閉鎖、今年は高等試験が無くなってしまったというのだ。寅子たちが10年かけて切り開いた女性法曹の道はこれで途絶えてしまった。そして優三にも赤紙が届く。優三は寅子に後悔せずに心から人生をやりきってくれることが望みだと話し、出征していくのだった。〉歩いても歩いても地獄。とにかくキツイ。ショックと涙に泣きぬれた1週間だった。まず、寅子の弁護の失態とは何なのか。依頼者の希望は通ったし、義理の両親は血のつながらない孫を養育せずにすんだのだから結果オーライじゃないかと思ったけれど、現役の弁護士のツイートを読むと、もしも相手方の弁護士に腹の子の月齢の矛盾を突かれたら敗訴していた可能性があるということで、あらゆる矛盾点等をクリアして裁判には臨まなければならないということらしい。矛盾点を突かれて怒り狂う依頼者がいかにもいそうで、弁護士の仕事の大変さを垣間見る思いがする。よねにはキツイひとことを言われたが「私はどうすればよかったの?」の答えはでてこない。よねはいつも怒りを内包しているのでこちらは八つ当たり的要素が強いとはいえ、1番キツかったのはこれまで話を聞いてくれた穂高が寅子の言葉を遮り、「私」を「婦人たち」と同義だと訴えているのに穂高はその「私」を捨てて「母親」という役割をそこに当てることが最善だと言うのだから話が噛み合うことはない。妊婦を労わることは間違ってないし、仕事を休めと言った穂高や雲野を責めることはできない。理解ある男性をもってしても寅子の苛立ちを理解することは困難なのだ。ここにも地獄、これはもう打つ手なしとしばし茫然としてしまう。さらに寅子の1番の理解者、優三も遺言みたいな言葉を残して出征してしまう。本放送、再放送含めて寅子と優三のふたりのシーンを4回ぐらい見たが、美味しいものをふたりで分けて食べ、ローリングベッドインで何回も幸せになって、苦悩する寅子にそっと寄り添い、寅子が好きなように生きることが僕の希望だと微笑む姿に涙がふきだす。太賀の泣き笑い顔の上手さは天下一品だ。虎翼は飛ぶようなスピードで月日が進む。この前までレストランでフランス料理食べてたのに、ドンドン家から金物がなくなって、今はかぼちゃ入りのおにぎりがごちそうになってる。気がついたらこうなってた、というのが戦争の真の恐ろしさなのかもしれない。建物の接収も淡々と、これぐらい平気なんだと感情を鈍くさせないとやっていけない時代もまた寅子の色々な感情を飲み込んでしまったような気がしている。
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KOH

KOH

遅れてでもこのドラマを観て良かった。そう思えた15分。
fish

fish

DVDここまでしか借りられなかったから、早く次見たいのにできないw 優三さんみたいな人、他にいないよ…ほんまに優三さんと結婚してよかったなぁ😭しかし赤紙がこのタイミングで来るとは…ほんま無事に帰ってこいよ…帰って来んかったら許さん!😭
HOM

HOM

優三さん戦争行った… 無念さがジワジワ伝わってきて胸が締め付けられた😓
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bon

bon

何者にもなれるし、なってもいいと言ってくれる優三さんの優しさ。 こんなに良い人いないよー!!!!
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Atsu

Atsu

雄三さんの寅子を思う気持ちに胸が打たれた(こんな旦那欲しい) 戦争に行く前の寅子と雄三さんに涙が止まらない、このままこの時間がずっと続けば良いのに どうかご無事で😭
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aya

aya

込み上げそうになった涙を堪えてがんばって笑う仲野太賀の表情がグッときすぎた。。 優三、結婚してから一度も緊張でお腹壊してない。守るものができて強くなったのかなあ泣
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mIdorItakImoto

mIdorItakImoto

声をあげて泣いてしまった ここまでになるとは思わなかった 明確に、優三さんが「奪われた」んや…時代に、国に。それが辛く、悔しく…行かないで😭😭
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LEO

LEO

優三さん優男がすぎるって やめてくれ😢 とんでもなくフラグが立ってる😢
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R

R

2024/6/24 テレビにて鑑賞
ぴ

優三さん、300年生きて‼️‼️‼️‼️‼️‼️
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Rona

Rona

変顔でこんなに泣くことがあるんだなー!
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はな

はな

なんで土下座してんの??????まじで意味わからん(寅ちゃんを責めてるわけではなく意味が分からない)
かのんまる

かのんまる

40わ ○はいでましたかみかい ○ トラちゃんができることは、トラちゃんの好きに生きることです。また弁護士をしてもいい。別の仕事を始めてもいい。優末のいいお母さんでいてもいい。僕の大好きな何かに無我夢中になってる時のトラちゃんの顔をして何かを頑張ってくれること…やっぱり頑張んなくてもいい。トラちゃんが後悔せず心から人生をやり切ってくれること。それが僕の望みです。 ○仲野太賀マジで幸せになってくれ日本中の視聴者が君のこと大好きだぞ
猫

名の通り優しい優三さん、生きて帰ってきて。
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FranKa

FranKa

パートナーが人生を生ききることが、望みと言ってくれる優三。まさに、寅子と優三はソウルメイト。
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3244

3244

良すぎてURL送ってしまった
BLUE

BLUE

泣いた。優三さん、、、、
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クロ

クロ

脚本も、俳優陣の演技も本当に素晴らしいドラマだが、今回は特に伊藤沙莉と仲野太賀の演技が圧倒的だった。朝ドラ史上屈指の傑作回なのでは…。
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さとみ

さとみ

優三さんの愛が深すぎる 美味しいもの全部あげようとするし 後悔なく人生生きてくれること、望むのはそれだけって言ったり 苦手な縫い物でお守りを作る、これも愛 お兄ちゃんも優三さんも行きたくないとは言わないのね 変顔対決 涙をこらえて全てを覚えておこうとするかのような優三さん
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こそばす

こそばす

朝ドラは長期にわたって見るので、登場人物たちに深く感情移入してしまう。ゆえに、立て続けに家族が徴兵されてしまう展開に辛くて仕方がなかった。 架空の話とはいえ、本当に無事に帰って来て欲しいと思ってしまう。
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ちょび

ちょび

このコメントはネタバレを含みます

こんなに泣ける顔芸対決があるかよー😭 電車の中で観るもんじゃないな
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anop

anop

優三さん😭
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とっぽっき

とっぽっき

優三さんが大好き
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なんだったっけ

なんだったっけ

こんなの耐えられない。耐えられるわけがない。お国のためとはいえ、赤紙に対して「おめでとうございます」「ありがとうございます」と言わなければならないの、ものすごく苦しい。 来週(今週)も引き続きこの苦しさ、コレをも上回るであろう苦しさを予告で感じる。向き合い考えなければならぬ日本の過去と現在。ただただ悲しく苦しい
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ny

ny

来週どうなっちゃうの。。
りょう

りょう

優三さんが優しすぎて、こんな人まで戦地に行かせる戦争って本当になに。赤紙が来て、おめでとうって言わないといけないのってなに。伊藤沙莉と仲野太賀、演技力化け物級。
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skmovies

skmovies

週末まとめ見派なのですが、毎朝見てる方々こんなに心かき乱されて生活できてるの本当にすごい… お兄ちゃんも優三さんも戻ってこないのかな😭
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タロウ

タロウ

ちょっと、ほんとに頼む優三さん。お願い。無事で帰ってきてくれ。また変顔見せてくれ。 小さくなってく背中が辛すぎるよ..。 来週の予告.......。
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Yuichi

Yuichi

このコメントはネタバレを含みます

社会的地位のためだけに結婚した寅子。それは、相手も同じ気持ちだと思っていたら、実は相手の好意に付け入るものになってしまっていた。 これがわかったのが先週のこと。 これまでとらこ寅子は差別を受ける側だった。ずっと被害者だった。それに対して、はて?と言い、秩序や既成概念への違和感を表明してきた。 しかし,今回寅子が行ったことは、その秩序におもねることであり、それのために自分への好意を利用する(意図していなかったとはいえ)ことになってしまった。 それをゆうぞうからの優しい言葉で、惚れたという流れで解決するのかと見えたときは、ふざけんなと思いかけたけれど、そうは許さないのがこのドラマ。 愛情が芽生えたからよかったよかったとはならない。最初に踏み出した2人の目的のずれは解消されていない。それを愛情や妊娠,出産などロマンスで誤魔化すことほど、相手に失礼なことはない。 それに対して、出征直前の1日。寅子は土下座をして謝る。自分がずっと抱えている罪悪感、そして相手にしてしまったことに改めて向き合う。ここまで描いてくれるこのドラマへの信頼たるや。 そして、来週には戦争が終わりそうな予告であったが、ポイントは、ヨネと寅子との争いである。 寅子のいた場所は確かに地獄なのであろう。しかし、それを本当の意味で地獄にしたのは彼女たち自身だったのではないか。そして、それに気づいていたからこそ、ヨネは厳しい言葉を吐く。 仲間の思いを背負うと言いながら、ヨネに頼ることはなく、そこには、高等試験に受かったか受かっていないかの差があったのかもしれないが、それこそ、寅子が嫌ってきた権威主義ではないのか。 そして、妊娠のことも、結婚のことも、寅子はヨネには相談せずに1人で抱え込む。そのギリギリのところで言葉をこぼすのは男の前で。 ヨネはずっと歯痒かったのだろう。女であることが、いや、男でないことが。それを最も思い知らせてきたのが、同じ女である寅子だった。 あのヨネの怒りをどう乗り越えて、新たな関係を気づくのか、とても楽しみ。
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