虎に翼の130の情報・感想・評価

エピソード130
最終週「虎に翼」(第130話)
拍手:117回
あらすじ
さまざまな仕事を掛け持ちし、多忙な毎日を送る優未(川床明日香)。花江(森田望智)もひ孫に囲まれ平穏に暮らす。優未を見守る寅子(伊藤沙莉)は―。
コメント51件
タキ

タキ

●最終週「虎に翼」 〈美雪が昨日警察に補導された、と美佐江の母親は言った。そして彼女は娘をなぞってほしくない、と寅子の前で泣いた。寅子は航一にことの次第を話し、蓋をしたものと向き合うのは苦しいわね、と気持ちを吐露した。なんとか励まそうとする航一。朋一が突然やってくる。裁判官を辞め、家具職人になると言う。思いついた時、法律を初めて学んだ時のように胸が熱くなったか?と問う航一に朋一は、なったと答えた。楽しんでおいで、と航一は朋一を送り出した。山田轟法律事務所では最高裁大法廷で行われる美位子の裁判に備えていた。壁に書かれた憲法14条を見ているよね。緊張するのはしょうがないという轟によねは、今、この憲法に見合った世の中になっているかどうか考えていたと返す。昭和47年5月、開廷された。よねは15人の裁判官の前で話し始めた。「論点は誰の目から見ても分かり切っていますので、回りくどい前置きはしません。刑法第200条、尊属殺の重罰規定は明らかな憲法違反です。昭和25年に言い渡された、刑法第200条の最高裁合憲判決、その基本的な理由となるのは、人類普遍の道徳原理。はて?…本件において、道徳の原理を踏み躙ったのは誰か。尊属である父を殺した被告人ですか。それとも、家族に日常的に暴力をふるい、妻に逃げられ、娘を強姦し続け、子を産ませ、結婚を阻止するために娘を監禁した被害者である父親ですか。暴力行為だけでも許し難いのに、背徳行為を重ね、畜生道に堕ちた父親でも、彼を尊属として保護し、子どもである被告人は、服従と従順な女体であることを要求されるのでしょうか。それが人類普遍の道徳原理ならば、この社会と我々も、畜生道に堕ちたと言わざるを得ない。いや畜生以下、クソだ!憲法第14条は、『すべての国民が法の元に全て平等である』とし、第13条はすべての国民は個人として尊重されるとある、本件は愛する人と出会った被告人が、すべての権利を取り戻そうとした際、父親から監禁と暴力を受けた結果であります。当然、正当防衛、もしくは過剰防衛に該当する。もし、今もなお、尊属殺の重罰規定が、憲法第14条に違反しないものとするならば、無力な憲法を、無力な司法を、無力なこの社会を、嘆かざるをえない。著しく正義に反した原判決は、破棄されるべきです!以上です。」 その頃、美雪が再び家裁に送致されてきた。〉父親から暴力を振るわれた子供の犯した尊属殺とかつての美佐江そっくりの美雪の起こした窃盗、売春教唆事件。蓋をしたふたつのものと向き合う時がやってきた。当然とも言える結果に何十年もの月日が必要だったとは、信じられない思いだ。現代においては選択的夫婦別姓の件が思い出されるが、同姓が家族の絆を生むとは不思議な話だし、選択的であるということは嫌なら選択しなければよいだけの話で反対をしている当人に何の不都合があるのか全くわからない。家父長制が未だ息づく戸籍に関わる部分でもあるので、戦後民法の改定で揉め、結局道徳を入れ込んでしまったことと同じことなのだと思う。やるだけのことはやり切ったよねの次は寅子が美雪と対峙する。どんな答えを導くのか、「純度の低い正論」では心は動かないと退路を絶った脚本だけにどのように説得力をもたせるのか期待が膨らむ。 〈寅子は音羽の同席のもと面接の前に挨拶がしたいという美雪と話をした。寅子は美雪に対して、「あなたは友達に売春をさせ、かつ金品を窃盗させた疑いを持たれていて、また音羽さんの調査を受けてもらいます。」ときりだした。美雪は全部自分がやったと即答し、正直に答えたご褒美に質問してもいいかと訊ねる。その質問は「どうして人を殺しちゃいけないのか。」そのことを祖母から聞いたのかと問う寅子に母も同じことを聞いたのかと驚きうれしさを隠せない美雪。「奪われた命は元に戻せない。死んだ相手とは言葉を交わすことも触れ合うことも何かを共有することも永久にできない。だから人は生きることに尊さを感じて、人を殺していけないと本能で理解している。それが長い間考えてきた、私なりの答え。理由がわからないからやっていいじゃなくて、わからないからこそやらない。奪う側にならない努力をすべきと思う。」と話すと美雪は笑い「そんな乱暴な答えで母は納得しますかね」と返す。寅子が「美雪さん、私は今、あなたの質問に答えています。お母さんの話はしていません。私の答えを聞いてあなたはどう思った?」と言うと美雪はポケットからナイフをだし刃を寅子に向けた。音羽は人を呼ぼうとしたが寅子に制される。美雪は「手帳をごらんになったんでしょう?母も娘も他の子達とは違う異質で特別で手に負えない。救うに値しない存在だと。」「逆、全く逆。」と返す寅子。「あなたのお母さんも確かに特別。でもそれはすべての子どもたちに言えること。あなたたちは異質でも手に負えない子でもない。手帳を読んで気付いた。私はあなたのお母さんを、美佐江さんを恐ろしい存在と勝手に思ってしまった。そのことが過ちだった。美佐江さんはとても頭が良かったけれど、どこにでもいる女の子だったと思う。」「どこにでもいる女の子が人を支配して操ろうなんて思いますか?」と反論する美雪。「でももう真実はわからない。なぜなら私たちは美佐江さんを永遠に失ってしまったから。私は美佐江さんに対して全てを間違えた。もっと話をすべきだった。彼女がわからないなら、黙って寄り添うべきだった。ひとりの大人として、そうすべきだった。ごめんなさい。」と話す寅子に音羽は「綺麗事がすぎます。そこまで佐田判事が背負うことじゃない。」と言う音羽。「あの時私はそう思って線をひいた。それが巡り巡って今、あなたが目の前にいる。だからね、美雪さん、私はもうこんなこと繰り返したくない。あなたはのことを諦めたくないの。あなたはお母さんを真似しなくていい。手帳に残された言葉の意味や、お母さんを庇う理由を見出だそうとして傷を負わなくていい。お母さんのこと好きでも嫌いでもいい。親に囚われて縛られ続ける必要はないの。どんなあなたでいたいか、考えて教えてほしいの。」美雪はその言葉に激昂し「つまらない…。そんなのありきたり。そんな私じゃ駄目なの!」と言い放つ。「どんなあなたでも私はなんだっていい!どんなあなたどもどんなありきたりな話でも聞くわ!だから、話しましょう。何度でも!」寅子は怯まなかった。美雪はナイフを投げ捨て部屋を出て行く。寅子は美雪を試験観察とし、民間の施設でしばらく生活をさせることにした。音羽の調査報告では美雪は施設では問題をおこさず同じ境遇の子たちと仲良くしているらしい。祖母との関係も良好だ。審判の期日、美雪はまだ施設にいてもいいかと聞く。祖母の心が休まらないのではと思っての提案だった。あなたはどうしたいの?と聞く寅子。祖母は離れて暮らしてホッとしたのも事実だが、美雪が頑張っているのを見て面会の日が楽しみになってきた、あなたと一緒に暮らしたいと美雪に告げ、美雪は祖母と一緒にいたいと涙を流す。寅子は美雪を不処分とした。「あなたはきちんと人生を歩んでいけると判断しました。」その後、寅子と音羽が話している。音羽は「犯罪を繰り返すと思いますか?」と寅子に問う。「そうならないことを心から祈ってるし、きっと更生してくれる。でも駄目な時は、その時。とはいえやっぱり家裁も変わっていかなければならない。個人の力頼みじゃなくて組織の構造を変えて人手を増やさきゃならないのも確かだと思う。」という寅子に「もっと効率よく子どもたちに深く寄り添うやり方がきっとあるはず、私なりに見つけてきますので。」と音羽。昭和48年4月。最高裁大法廷の判決日がやってきた。〉母への思慕が歪んだ形で現れてはいたが、美佐江同様美雪もまた母を慕う普通の子で、「私は生まれた時からずっと私」という寅子が言ったセリフとリンクする“誰しもが特別なのだ”“あなたはどう思うか”ということが大切で、あなたの人生を生きてほしいと寅子は美雪に訴えかけるのであった。美佐江がどう考えていたかはもはやわからない、としたのがよかった。美雪への言葉は美雪だけに語りかけた言葉で美佐江に対する言葉ではないからだ。寅子のやり方が正しかったのかどうかはその先の未来のお話。法律も家裁の体制もひとが変われば形を変えてゆく。ひとが幸せになるためには不断の努力が必要だと改めて思う。 〈最高裁大法廷の判決日がやってきた。寅子も応援していると伝えたくて山田轟法律事務所にやってくる。美位子は寅子にもし勝てたらどうなるのかと聞く。「現判決が破棄されればおそらく執行猶予がついてあなたはすぐ社会に戻ることができる」というと、「でもそれっていいんでしょうか、私、人を殺したんですよ。」と言って泣いた。「あの時、紐で締め上げた感覚が今でも手に残ってるんです。毎晩毎晩夢に見て服役した方が気が楽なんじゃないかってずっと考えて…と美位子は言葉を詰まらせる。「何かしらの罪を償いたいと思うことはあなたの尊厳を全て奪って、何度もあなたの心を殺してきた相手を肯定してしまいかねない。あなたができることは生きて、できる限りの幸せを感じ続けることよ。」と寅子。桂場により判決文が読まれる。「主文、現判決を破棄する。被告人を懲役、2年6月に処する。この裁判確定の日から3年間右刑の執行を猶予する。尊属殺に関する刑法200条は、普通殺に関する刑法199条の法廷刑に比べ、著しく差別的であり、憲法14条1項に違反して無効である。この見解に反する従来の判例は、これを変更する。」昭和25年の合憲判決から23年、永い時をかけて歴史が塗り変わったのだ。桂場はこの翌月、定年を迎えて裁判官人生に幕を下ろした。山田、轟、美位子と時雄の4人は共に祝杯をあげた。「僕たちの関係が法的に認められるような、今日みたいな瞬間を生きている間に迎えられたらいいな。」と時雄。そのためにできることは続けよう!俺たちはダメでも次の世代のために、と轟。よねと轟に礼を言う美位子。よねは美位子の母親から託された「子供たちは立派に育てるから美位子は新しい人生を生きてほしい」という伝言、それから「もう誰にも奪われるな、お前が全部決めるんだ。」と美位子に言うのだった。法制審議会少年法部会会議場で寅子が発言していた。「家裁には家庭からも社会から学校からも弾き出された子たちがたくさんやってきます。ひとりぼっちの子たちの味方は我々しかいない。そういう気持ちでまずはわからなくても寄り添うんです。」曖昧だと糾弾する反対派に「私たちは確かな手応えを得ながら調査官と日々審判を行っております。あなたたちは何に手応えをかんじてらっしゃるの?」と問いかけたが、「なーんて言い争うのはやめませんか」と提案する。「不毛なことは一旦やめて愛について語り合いませんか?」こどもたちへの愛にあふれた血の通った話し合いがしたいのだと訴えかけた。少年法対象年齢の引き下げは見送られたが、重大な少年犯罪が起こるたびにこの議論は繰り返されるのだった。星家に美位子が来ていた。新潟の涼子のところで働くというのだ。何年か働いてお金をためてまた違う土地で自分の力で生きたいと言う。そして「人生に失敗したことのない人はかっこいいな。」と優未にいう。優未は「私は世間から見れば失敗しているよ?」と返す。「大学院中退してフラフラしてるわけだから。ねぇ?」と寅子の方を向く。一瞬の間が空いて「いいえ、美位子さんも優未も、人生を失敗なんてしていない。もし優未が失敗したと思ってるならそれはお母さんの育て方が悪かったせい、お母さんのせい、つまりなにが言いたいかというと、自分を責めて辛くなるぐらいなら周りのせいにして楽になって、ここまで頑張ってきたあなたたちにはその権利があるってこと。だから失敗なんかじゃ絶対にない!」と寅子は言うが、「お母さんはすぐ熱くなって話をとんでもない方向に持っていくの。」と言った優未は何かを感じている様子。優未は笹竹に仕事にゆき、美位子も去った。ひとりになった寅子は優三の写真を見る。母としては失敗ばかりのような気がしている寅子。根本的に向いてないのよね…とつぶやいていると、先ほど出て行ったはずの優未が戻ってきた。〉法律は人が幸せになるためにある、という多岐川の言葉を思い出す。不断の努力は愛にささえられ、これから先も続けられていかねばならない。虎に翼も残すところあと2回になった。残った問題は優未の進路についてだが、親としては綺麗事で割り切れない感情もある。果たして優未が自分を責めて辛くなっているのか。これまでの様子を見るとどうもそうではないような気がするが…。優未の言い分はいかに。 〈優未は寅子の顔を見て「お母さんは私の選択を応援すると言っておいてやっぱり娘はまっとうじゃない、子育てを失敗したって後悔してるってこと?」と聞くが寅子は「親だから心配はしても後悔はないわ」否定する。「私ね、寄生虫の研究も好き。家のことも料理も好き、読書も好きだし麻雀も好き、着付けもお茶や刺繍も好き、笹竹で働く時間も好きだし、みんなといる時間も1人でいる時間も、お母さんといる時間も好き。好きなこととやりたいことがたくさんあるの。だからつまりね、この先、私は何にだってなれるのよ?それって最高の人生でしょ?最高に育ててもらったって思ってるから。だから私のことは心配御無用です!小さい頃話してくれたでしょ?たくさんよりどころを作って欲しいって。」寅子は優未を抱きしめて泣いた。優未は美位子を追って去った。窓辺に優三の姿が見える。「トラちゃん、約束守ってくれてありがとうね。」うなずく寅子。微笑みあうふたり。寅子は横浜家裁の所長になることになり、その報告に猪爪家を訪れている。その日は直治がアメリカから戻ってくる日でみんな晩ごはんを食べに来るのだ。寅子に何が食べたいか聞く花江。直治の好物にすればというと、嫌だという。どうも直治と喧嘩しているらしい。猪爪家はみーんな「思っていることは口に出した方がいい!」が教訓、家族円満の秘訣だと花江は笑った。それから花江は、お義母さんが亡くなる時、人生に悔いはないと言っていた話をする。「いまの私、そんな感じなのよね。こんな人生を私にくれてありがとうトラちゃん。」と言うと、寅子は直道のマネをして「花江ちゃんの人生が素晴らしいのは花江ちゃんのおかげ!」と言ってまた2人で大笑いした。横浜家裁所長就任の朝、真新しいスーツを着て出勤する寅子。その日、笹竹で就任お祝いに明律のメンバーが集まっていた。涼子様と玉ちゃんは美位子がよく働いてくれていること、英語の勉強をしていることを報告、久保田は、佐田くんの出世がまるで自分のことのような誇らしいと言い、中山は、あの日、金屏風の前に並んだ時から離れていても、おこがましいけれどずっと一心同体というか、と喜びを口にした。ヒャンスクも私も一緒です、私たち全員ずっと絆で繋がっている、と言う。寅子は、そう!みんなが体の一部になっているの、と言ってよねに同意を求めたが、あほか!といつものように返され、みんなで笑った。梅子は居眠りをしていたが、ハッと目覚め、このところ店に来ても何の役にも立ってないのと言ったが、道男はあんこの味見をしてくれるだけでいいと言い、大五郎からはそこにいてくれりゃあいい!と言うと梅子はてれるわねぇと笑った。店に桂場がやってきた。額に桜の花びらをつけている。お団子を食べようとしている桂場の前に座る寅子。「お会いしたら言いたいことがあったんです、私たちずっと法とは何かを話してきましたよね。」桂場は「私たちじゃない、君がな、」と返す。「今、私は法とは船のようなものなのかな、と思っています。人が人らしくあるための、尊厳や権利を運ぶ船。社会という激流に飲み込まれないための船。船の使い方は乗り手次第。人らしさを失い沈むことも、誰かを沈めることも、間違うこともある。人生という船旅を快適に幸せに終えるために、乗り手の私たちは船を改造したり、修繕したりしながら、進む。まぁ、明日にはまた違うことを言ってるかもしれませんが。生い立ちや信念や、格好、男か女か、それ以外か。全ての人が快適でいられる船にするよう、法を司るものとして、不断の努力を続けていきます。」そういう寅子に桂場は「私はいまでもご婦人が法律を学ぶことも、職にすることも反対だ。」と言い、明律メンバーをギョッとさせるのだった。〉やはり優未は自分の未来について悩んでおらず、今も夢や希望もいっぱいで幸せそうだ。トラちゃんと優未が幸せであるようにと今際の際まで思い続けた幻の優三の姿を見るのもこれが最後のようだ。花江は晩年のような発言だが、寅子はこれから横浜家裁の所長になる。「不断の努力」が形になるかどうかはもはや迷いはしない。次の世代に、またその次の世代によい流れとなるように舵を取り続ける決意がみえた。 〈星家。居間で体操をしている寅子。階段から優未が降りてきて写真におはようと話しかける。どうも優未には寅子が見えていないようだ。優未はテレビを見ながら朝食を取っている。男女共同参画基本法が本日から施行されるとアナウンサーの声。この法律は国民全てが性別に関係なく個性と能力を発揮できる社会の実現を目指して制定されたものだ。平成11年。寅子が亡くなって15年が経っていた。優未は自宅で着付けや茶道の教室、雀荘と寄生虫研究の雑誌の編集、花江とそのひ孫の面倒をみる毎日だった。笹竹に立ち寄る優未。あんこの味は今も守られて続けている。夜の星家。優未の傍に座る寅子は優未が元気がないのを心配している。次の日も、面白い顔でもみせてあげられたら、とやきもきしながら橋を渡る優未についていく。橋の欄干近くで美雪が携帯電話で誰かと話している。「なぜわからないけど、急にクビだって」という言葉に反応する優未。美雪に気づく寅子。さらに美雪は「多分わたしがダメで悪いんだと思う。」と話している。すると優未は思い切った様子で美雪に声をかける。「詳しくは言えないので絶対ではないんですが、それ、たぶんあなたがダメでも悪くもないと思います。労働基準法の第20条かなんかにあるんです。雇用主の解雇予告義務、…たしか30日前だったかな。」「合ってる!」と喜ぶ寅子。しかし美雪は逡巡する。「みんなが持ってる権利なので使わないと。もしよければ弁護士に相談なさったらどうですか?私の知り合いでよければご紹介します。佐田優未の知り合いと言ってくだされば。」佐田という名前に聞き覚えがある美雪。「法律はあなたの味方です。」と言って優未はその場を立ち去った。少し前に優未と美雪の後ろを軽い荷物で前をスタスタと歩く年老いた男とたくさんの荷物を持ち後に続く年老いた女が通り過ぎていた。橋の上には虚空をぼんやりとみつめる先ほどの年老いた女と楽器ケースを持った若い女性。美雪が立ち去るタイミングでそれぞれの向かう場所を去っていく。星家に朋一とのどか、航一がいる。のどかがアトリエの机を作って欲しいと頼むと朋一は高いぞと返す。妻の真紀と息子の朋成を迎えに行くと言う朋一に離婚してからの方が愛妻家だ、とからかうのどか。そこに優未が帰ってきた。お父さんお待ちかねよ、話してきてあげてとのどかは夕食を作るために台所へ行った。「老人ホームじゃなくてここで一緒に暮らすのがいいと思うんだけど…。」と優未が言うと「子供たちに縛られず自由に過ごしたいんです。」と航一は言う。「秘密の話、きいてくれる?」と優未。「私とお母さんの生き方って全然違うじゃない?私は私が好きだけど、お母さんのすごいところもカッコイイところもなんにも引き継げないまま人生が終わっちゃう気もしていて。でもさっきね、自分の中にお母さんをすごく感じたの。私にとって法律ってお母さんなんだよなぁって。だからね、今すごく、近くに感じる。感じると心が軽くなる。みんなの中にあってよりそってくれるものなんだなって。ごめんなさい、意味わからないわよね。のどか姉ちゃん手伝ってくる。」と優未は席を立った。「だそうですよ?」航一の傍にはあの頃のままの姿の寅子が座っている。「なんかてれるわね。」と言って笑う。「寅子さんがいなくてとてもさみしいけれど、もう少しこうやって彼らを見守って この余生を楽しみたいって自分でも驚いてしまいますが、そう思っているんですよ。」と航一。「やだわ、わたしが法律だなんて。」まったく航一の話を聞いてない寅子に「はて?今の僕の話、きいてました?」と返す航一。「あ、なるほど。ごめんなさい、さっきのが嬉しくて余韻にひたってしまって、つい。」と笑って航一のそばに座り直す寅子。「その得意げで幸せそうな顔、懐かしいな。」「はて?」と返す寅子に「ほらあの時だよ。」寅子が横浜家裁の所長になるお祝いの会のことだった。桂場が、私はいまでもご婦人方が法律を学ぶことも職にすることも反対だ、と言った時だった。「法を知れば知るほどご婦人たちちはこの社会は不平等でいびつでおかしいことに傷つき苦しむ。そんな社会に異をとなえて何か動いたとしても社会は動かないし変わらん。」と桂場は言う。「でも、今変わらなくてもその声はいつか何かを変えるかもしれない。」と寅子。「フッ…君はあれだけ石を穿つこともできない雨垂れはいやだと、腹を立ててきただろう。」「未来のひとたちために、自ら雨垂れを選ぶことは、苦ではありません。むしろ至極光栄です。」と寅子は返す。「それは君が佐田寅子だからだ。君のように血が流れていようとも、その地獄を喜ぶ物好きはほんのわずかだ。」という桂場によねは「イヤ、ほんのわずかだろうが、たしかにここにいる。」と反論する。まわりの女性たちも賛同するかのように桂場をみつめている。「フッ…失敬。撤回する。君のようなご婦人が特別だった時代は、もう。終わったんだな。」と団子を食べようとする桂場に「はて。いつだって私のようなご婦人方はごまんといますよ。ただ、時代がそれを許さず、特別にしただけです。」と間髪入れずに返し、そして寅子は桂場の額についた桜の花びらを取った。「寅子、どう?地獄の道は。」と背後から母、はるの声が聞こえる。かつてはるが桂場に啖呵を切った場所だ。「さいこう、です!」と大きく丸をだす寅子は笑い泣き。寅子はみんなに向き直り「ねえ、みなさんにとって法、とはなにかしら?」と聞く。よねは「法は法だ。それ以上でもそれ以下でもない。」轟は「約束だと思うなぁ人らしくあるための。」「誰もオマエに聞いてない。」とよね。長い長いアバンから、さよーならまたいつか!が流れる。〉 桂場の額についた桜の花びらを寅子が取るのは示唆的だ。桜は右寄り、保守を表しているのではないかと思う。それからなんといっても米津玄師の「さよーなら、またいつか!」の2番を流すならこの最終回しかない、という素晴らしいタイミング。聞けば聞くほど解析度高さに驚愕する。 https://youtu.be/-wb2PAx6aEs?si=mUjGta7oaT6JYkW- 締めの歌詞がまた秀逸。 「生まれた人からワタシでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか!」 「知らなかった」のは世間の人々だけではなく、また自分自身でもそうであったと、この物語を見た後ならハッキリといえる。 優未が自分が好きなことすべてをひとつも諦めずににやっていて面白かった。こういう人生ももちろんあっていい。ここに「結婚」が入っていないのは現実の社会を見回すと致し方ないのかもしれない。私らしくあるためには社会から求められる妻や母親の役割りはあまりに重すぎるのだ。 あなたにとって法律とは何ですか?と問われて私だったら、と考えてみる。法律は、真面目に生きるひとをいつの時も助けてくれるものであってほしい。それも寅子の言葉をかりるなら船頭次第なのかもしれない。 物語を通して、やはり影の主役は憲法第14条だったような気がしている。 第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。 うん、まだ道半ばだ。
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bon

bon

選び取った地獄の道は、最高だった! 私みたいな女は五万といます。
R

R

2024/10/11 テレビにて鑑賞
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おちゃ

おちゃ

岡田将生くんの老けメイク 昭和元禄落語心中を思い出す そして まさかの2日連続 おでこに花びら松ケンw あー良き終わり方だった✨
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tkc

tkc

最終話は最終話っぽい終わり方で、「法律とは」で締めくくられたけど、あんまりピンとはこなかった
ちょび

ちょび

このコメントはネタバレを含みます

エンディングでみんなの顔を見たら、何だかグッときちゃった
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わた

わた

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最終回、寅子死後からのスタートは新鮮でした。 何となく仕事を引退するところで終わるのかなぁと思ってたから。 最終回見たくなくて、放送から2日たってから見たから桂場の発言のことすっかり忘れてた😅 女性への配慮というか同情?からの言葉だったのね。当時まだバリバリ男社会で、男に都合のいいように作られてる社会を覆すのは並大抵ではないよと。 寅子やよね達のようなたくさんの人々のおかげで男女平等が実現されつつあるけど、まだまだまだまだまだまだまーだまーだだよね 私は1人で声をあげたりするのは得意じゃないけど、誰かに賛同したり活動してる人を支援するとかはできるかなぁ、やってみたいって思えた。 自分の人生について考えさせられる作品に出会えて感謝。 寅子のように一つの道を極めるのもいいけど、優未のようなパラレルワーカーもいいな。 さー次は自分のことがんばろ✊
こそばす

こそばす

前半は格別に面白かった。後半は事実に基づいての話の展開が多いからか、話の軽快さが少し無くなった様な気がした。裁判所を舞台にしているので仕方が無い部分はあると思う。 しかし、近年、稀にみる傑作ドラマでした。朝ドラで最初から最後まで見たのは「あまちゃん」以来です。 主演の伊藤沙莉さんは素晴らしい演技でした👏 本当にお疲れ様でした。
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ふむ

ふむ

最終話以外は楽しかったです。 おしんの再放送以来、全話見たのは久しぶりでした。 さよならまたいつか。 【蛇足】以下ネタバレありかも 最終話はエンディングのセリフにこだわったせいでごちゃごちゃしすぎに感じました。 ・幽霊の寅子は航一との会話以外はくどくて不要だったかな。 ・美佐枝の孫?との接点は無理クリ。 ・優未は役者が入れ替わり過ぎてセリフに共感できない。 ・いっそのこと寅子死後の部分は要らなかったのかな。本編にはまぜず、XやHPで余談として流す分には良かったかなと。 よかった点は、 ・ハルさんのシーンが感動的。そのままエンディングの方が好みでした。 ・エンディングで過去のシーンが沢山見れたところ。新潟編の優未ちゃんの変顔が大好きでした。ほっこりします。発芽玄米と稲垣も出てきて嬉しかったです。 今までがよかったので惜しいなと思います。個人的な意見で恐縮ですが。
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sinimary

sinimary

2024/9/29録画
Yuichi

Yuichi

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最終週 駆け足だったけれどよかった。 ヨネの弁論。畜生道に落ちていると言う発言カッコ良すぎる。轟の行けもよき。 私たちはいつこの畜生道から抜け出せるのか。。。 家具職人になると言う思いは、きっと父親と一緒に棚を作ったところからだろうな。 みゆきのなぜ人を殺しては行けないのかと言う質問。自分ならどう答えるだろうか。とても難しい質問だ。 これはきっと自分は特別だと証明したいという思いからきているのだろう。人を操れる、人を支配できる。そういった特別さから。 その特別は、他人と比べて特別なのではなく、自分が自分であるから特別なんだと、伝えたいが、それをこの競争激化する世の中で正しく伝えられるだろうか。。。 轟のパートナーの言葉、僕たちの関係が認められる社会をこの目で見たい。と言う言葉。そして、轟の自分達の次の世代にでもということば。 ごめん。まだまだ程遠い社会に私たちは生きている。宿題はまだ終わっていない。 最後の桂馬との問答もよかった。 女性の中に寅子のような存在はごまんといた。ごまんといる。 それを社会が許さなかっただけ。いまそう。 無意識の特権保持者が、それを許していないだけ。
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灑絵子

灑絵子

桂場さんの気持ちも分かる。私から見たら寅子はドMなんじゃないかと思うくらい自分から体当たりしていく。私にはそんな強さもない。傷つきたくないし戦いたくないし血を出しちゃったら立ち直れない。寅子のような人がいたから私も恩恵受けてるって分かる。私も頑張らなきゃいけないんだろーなーって思うけどできないの。そう、できない人もいるのよ。女性皆んなが戦えるわけじゃない。 虎に翼は寅子のような闘う女だけを讃美してるワケじゃないのがスゴイと思う。家事育児に専念してる人、優未のようにいろんなことをやってる人も登場する。 私も一生懸命生きてるなら存在を許されるんだなって思えた。
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あらなみ

あらなみ

このコメントはネタバレを含みます

寅ちゃんの動きと一緒にぴょんぴょん動く「連続テレビ小説」の字幕可愛いな。 平成11年。 寅ちゃん、平成になる前に亡くなってるーーーーーーー! 優未、あの広い星家でひとりで暮らしてるんだね。 でも、登戸の猪爪家を往復して、花江さんとひ孫ちゃんたちの面倒見てるから寂しさはあるだろうけれど、ひとりじゃないよかった……。 でもなんだかんだ朋一ものどかも出入りしててよかった。 わ……。 笹竹の外観、現在の神田の竹むらさん使ってる。 でも内装はセットだ……!!! 一週目で何度も映った橋が、まさかの最終話で戻ってくるのすごいな。 しかも現存する御茶ノ水の橋なのよ。 しゅごい。 一週目で見かけた女の子やおばあさんが欄干にいるの泣いちゃう。 美雪と優未が交差するのしゅごい。 航一さん、住み慣れたおうちを離れて老人ホームで暮らしてるんだ(´;ω;`) 自由に過ごしたいって(´;ω;`) 優未の中に生きる寅ちゃんに航一さんが幸せそうにしてて、ちょっと安心。 桂場さんの「女性が法律に触れることも職にすることも反対」って言葉の真意がやっと聞けて良かった。 彼女たちが傷いて絶望することを危惧したからなんだね。 でも、寅ちゃんも、寅ちゃん達も、ガラスの天井を破るために戦うことを決めたから、少しでも未来が変わったらいいっていう覚悟に、ふわっと笑う桂場さんに泣いてしまった。 5話の時、同じ言葉を言ってはるさんや、竹むらのお店の中の女性たちがみんな桂場さんを睨んだように、最終話で同じ対峙が見られて胸が熱くなったのに、 そこに、あの日のはるさんが「地獄の道はどう?」って泣いちゃう。 泣いちゃうーーーーーーーーーーーーーーーー(´;ω;`) ここから物語は動き始めたんだよーーーーーーーーーーーーー(´;ω;`) ここで終わりだったら最高だったのにな……。 とも思った。 「みんなにとって法って何かしら」の問いかけのその後のアドリブもいらなかったなって……。 なんの時間稼ぎ……。 最後の口パクの「さよーならまたいつか」はなんか共感性羞恥がヤバかった。
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青

桂場さんは現実主義者だから、親心のような心地で反対していたのね。司法の世界は桂場さんにとっても地獄の道だったのかもしれない。 猪爪家の様相がちゃんと昭和のおばあちゃんちになっていた。家電にあふれ、ごたごたしている感じが、祖父祖母がいた空間に似ていた。 私はちょうどゆみのように、学問の道を選択するか、そうではない道を選択するかの分岐点に立っている。そして、ゆみと同じように私もなんでもできるから、どの選択肢も豊かな人生を歩む未来に続いている。 どの道に進んでも、ミドルエイジになったときに虚無感に襲われる気がしていて、今から虚無を感じている。トライして悩んで選択してまたトライしての繰り返しで、このまま死んでいくのだろうな、と思う。寅ちゃんが大事にしていた「愛」なる概念は(恋愛に限らず)きっと豊かに生きるために必須なのだと思う。このまま死んでいく人生において、何かに愛を与えることができるのはどの道なのか。 まだ分からない。だから、さよーなら、またいつか。
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もうすぐage58

もうすぐage58

ちょうど袴田事件の再審無罪判決の報道があった。人が法を元に生命まで奪う。人がそれを覆す。伊藤さん、長い間ありがとうね。多くのバカ男が女性の法律立入を肯定した。応援した。あの歌、YouTubeで聴けるかな。
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ソリ

ソリ

9月27日(金) 必死に録画消化して最終回リアタイしたけど よく分からない幽霊回だった🤣👻 桂場さんの花びらは無事回収された🌸w
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ジュうお

ジュうお

ハルさんが出てきて追号泣してしまった
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pukka

pukka

優未の話し方が兄姉よりおっとりしてたから「ん?どした?」と思っちゃった。この半年…こんなに見続けれるとは自分で思わなかっまた。最後まで観て後悔なし!! 俺にはわかる!このドラマが良いって事が!
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蒼空

蒼空

平成11年 寅子が亡くなり15年が経った。と言う。 優未ちゃん 自宅で(豪邸)茶道と着付け教室、雀荘と寄生虫の研究の雑誌の編集、お世話になっていた花江とひ孫の世話、と全部特技で選んだ人生を満喫。。? 優未ちゃん1999年の時56歳だと思うんだけど、動作がちょっと老けてるというかおどおどしているのはなぜ?悩んでるから?優未はパートナーはいなかったのね。選んだ人生。 美佐江さんの遺伝子、強い。。。 岡田将生のイケおじメークはいいですなあ。 家具職人となった智一 これもまた、選択。 桂馬さんと寅子の最後の対決。 自分で選ぶ雨だれは光栄 「血が流れていてもその地獄によろこぶものはわずか」 そのわずかなメンバーがいま桂馬さんの前に勢揃い。 そう、いつだって寅子のような女はいたんだ。 時には魔女裁判にかけられたり、風変わりと言われて。 ここで、あの店で桂馬さんに啖呵切ったお母様が、地獄の感想を聞く。 ここ、いちばん泣けた。 無難ではない、難儀を選んだ人生。 私たちなんにでもなれるし なんでも選ぶことができる。 先人たちが築いてきたまだ時には矛盾した法律に頼ったり、対抗したりしながら、個人と社会の中で生きられる。 半年、真剣に鑑賞。 毎日感想書けなかったけど、いいね、下さった方々ありがとうございました。 さよーなら、またいつか。
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みみこ

みみこ

虎ちゃんの笑顔可愛過ぎた🌸🥰
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ぁぃぁぃ

ぁぃぁぃ

主人公が最終回幽霊! 最後まで明るい寅子☺️ 男女共同参画社会。平成。 花江、曾孫ら。まだ名前に直! 美雪急にクビ... 変に勘ぐっちゃうけど😅 ゆみが法律の知識をもっているのが 嬉しかった🥹 確かにみんながもっている権利 つかわないともったいないね。 航一おじいちゃんには みえてるのかな☺️ 最後まではて? 観終わるとなると泣けてくる😢
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こっこ

こっこ

桂場の想いは、「女性が法を学べば、この世界の不条理を知ってしまう」ことだったのかー。 でも、撤回した。寅子やよねたちの熱い瞳などが、桂場の心も動かしたのかな。 そんなことがあってからの、平成時代へ。 寅子は鬼籍に。航一は老人ホームに入ろうと思ってるのね。 それを優未が止めたいのね。 佐田家、星家のこのふたつの家の融合、いいよね。 のどかと優未の何気ない話も姉妹な感じでなんか好き。 はるさんが桂場に怒りを感じて寅子に六法全書を買ったあの日から130話でおしまいなのがほんとさびしい。 あんこの味。梅子さんは誰に託したんかなー?笹竹、寿司と甘味のお店のままかな? 時代は変わっても、変わらないものもあるよね。 ああ、寅子ちゃん。おつかれさまでした!
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mumu

mumu

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幸せな最終回!とらつば愛が溢れた😭寅子とは違う生き方だけど優未は困った人を助けられるとこは寅子にそっくり。寅子を感じる。桂場が反対してた理由😭いつか変わると信じて動き続けた寅子やよねたちがいたおかげでほんの少しずつだけど女性やマイノリティな人たちが生きやすい世の中に変わっていってる。「いつだって私のようなご婦人はごまんといますよ、ただ時代がそれを許さず、特別にしただけです」 ところで川で棒立ちしてる女の子とおばあちゃん何?めっちゃ怖かったんだけど、、、笑
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ささみ

ささみ

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あの場所ではるさんに「地獄はどう?」なんて聞かれて、寅ちゃんが「最高です」なんて応えたら、笑いながら泣いちゃうわ。
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ふみさん

ふみさん

新潟に行く前から なんだか寅子が好きになれなくて 見るのをやめてしまった ごめんなさい!
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kame

kame

さよーならまたいつか🥲🥲🥲
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やちえもん

やちえもん

お母さんのところで涙。 そして、いままでのいろんなシーンが流れてきて、密度の濃い半年間だったなぁーと感じた。 ほんと、良いドラマだった。
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さわら

さわら

正直、朝ドラお馴染みの未来に飛んじゃうシーンは好みではない。 けど、主人公霊なんかい!wwwwwwwwww 地獄の先にこそ、私は春を見る。 地獄が始まったあの時の構図ではるさんが出てきたのは無理でしょ…泣いた…。 エンドロールも作品を振り返っていて思い出して涙が止まらなかった。 素敵な作品でした。さよーならまたいつか!寅子にまた、会える日を願って!
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K

K

おわってしまった。 お母さんが登場された瞬間に 涙が溢れ出した。 胸がいっぱいだ。
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ハナツバキ

ハナツバキ

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最高の最終回でした。 もう寅子はこの世にはいなくて優未が中年になり、道で仕事を追われそうな若い女性の話を聞き「あなたは悪くない」と言い知り合いの弁護士を紹介すると言い、労働基準法の第20条はみんながもってる権利と話す。  老人ホームから一時帰宅中なのか航一に会いに来た優未。 「さっき自分の中にお母さんを感じた」と。 優未にとって法律は寅子ですごく近くに感じると。 みんなの中にあり寄り添ってくれるものだと話す。  優未がいなくなると「だそうですよ」と隣にいるはずの寅子に航一が話しかけ、嬉しそうな寅子の姿。  以前、桂場が甘味処で御婦人が法律を学ぶことで不平等な現実の地獄に傷つき喜ぶ者はほんのわずかと話し、そのほんのわずかがここにいますとその場にいた皆が一斉に見る。 それを見て撤回する桂場。 「私が特別でなくいつだって私のような女はごまんといる」と桂場についた花びらを剥がす寅子。  登場したはるに「どう?地獄の道は」と聞かれ「最高」と言う寅子から離れてゆっくり団子を食べる桂場。  最後に登場人物のショットが流れて寅子の「さよーならまたいつか」で終わった。 愛のある最終回でした。
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