ウルトラマンアークの21の情報・感想・評価

ウルトラマンアーク 第21話 夢咲き鳥 やっぱりキングオブモンスはカッコいいなー。デザインも活躍も強敵感あっていいね。ギヴァスの再登場もサプライズだったし、前回同様の真上や真下といった超極端なアングルの疑似長回しも迫力あった。特別感のあるバトルだったな。 話は詰め込み感あったかな。前後編くらいのボリュームでしょ。とはいえ大人っぽい雰囲気のビターなラストは良い雰囲気だった。

キングオブモンスは、名前通りのもっと邪悪で強い怪獣やと思ってたから… ストーリーとしては、ベタベタな良い話。 あの赤い玉は、小説家志望のライターの子に提案してるだけで、担当編集みたいな感じやったし、彼女自身の力で小説家になれるよ。

キングオブモンスが出るって結構なことだよな......と思って身構えて観てたけど、かなり面白い回だった。「抑圧された生活」「友達へのコンプレックス」「家族からのプレッシャー」等々が重なったタイミングで現れる赤い玉、やっぱ邪悪だわね...... 開始5分くらいの下請け会社の生々しさったらない。キングオブモンス呼ぶまでに至る土壌を丁寧に作ってる感じがなかなか辛い。 「なんでザンドリアス仕事場に連れて来たんだ....」と思ったけど、そもそも家に帰れてないのか。アークのテーマに対するカウンターだなぁ......という感じだった。 キングオブモンスに苦戦するアークの助太刀に来る気がギヴァスってのがまた良い。カメラワークも決まっててなかなか好き。ワームホールで救出できるあたり、ギャラクシーアーマー本当になんでも出来るな。最後、一発逆転はできないけど、粛々と日常は続く感じが印象深い。結構好きな回だったな。 それにしても、舞台は北川町なのね。厄介なものが集まりやすい場所だわ。

ウルトラシリーズが実相寺の影響から逃れられないのは百も承知。だが、その上で多少は新しいものを見せてほしい。いやはや、コテコテのドビュッシーなんて…。ダメな学生映画のセンスっすよ。 恋人の有無を聞かれる（親からの）電話、結婚報告の葉書、手書きの小説…。この辺のセンスも古臭い。「分かりやすさ」に配慮したのかもしれないが、妥協に見える。 アクションシーンの擬似長回し、一瞬の無音はアニメやハリウッド映画からの影響だと思うが、やっぱりもう一つ特撮ドラマとしての工夫を乗っけないと真似事でしかなくて、そしてそれはジャンルの敗北でしかない。矜持を見せてほしいのだ。 そういうわけで本編、シナリオ、特技どれもハズしているなと思った。こういうバリエーションの豊かさは堅持してほしいけど。

前回に引き続き秋武裕介監督という新しく参戦された方らしい。気合の入ったカメラワーク。今後とも期待。 今朝第一土曜日なのでソフビ買いに行ったら二千円以上するギヴァスが売ってて、おかしいなって思ったんだ… 5歳児に「カラスとかスズメとかでも勝手に飼っちゃダメって決まってるからコイツが全面的に悪い」「あいつがいるとトラブルになるから仕方ない」って説明したけど合ってるのかな〜。可愛くても害獣はね。

ゲスト中心の話の中で一番好きかも。 赤い玉が現れたら、アオイと同じように暴走してしまいそうだから、共感しながら鑑賞してました。。。 もちろん想像力で戦うアーク VS 想像力から生まれたキングオブモンスの激突、予想外のギヴァス参戦も燃えました🔥

今回の主役の辻凪子さん 晩酌の流儀に出演してた人ですね なんやかんやで全部夢でしたということに赤い玉がしてくれたので よかったよかった でも、赤い玉の声が聞こえ、アークのピンチにギヴァスを月から呼べたりしてるので、この人は今後もトラブルに巻き込まれそう