このレビューはネタバレを含みます
オンライン試写にて鑑賞。
原作はだいぶ前に『善悪の屑』部分を読んだことがある。
亀梨が腕っぷしの強いチャラ男、南沙良が盗聴好きのオタクを好演している。
サイコ役の森崎ウィンは初めて見た役者だが、独特の雰囲気があって良かった。
「復讐は何も生まない」とか「死者は復讐なんて望んでない」とか、その手の綺麗ごとをガン無視する「復讐屋」という職業(?)自体はまあわかるけど、例の「もう二度とウンコできないねえ」以外の暴力描写があまり跳ねていない。
復讐劇なのに復讐のカタルシスがないのは致命的。
ダークヒーローなりの華も足りないと思う。
白石晃士作品に出てくる霊能者は有能な強キャラが多いのだが、本作に出てくる霊能者は似非だから全然優遇されていない。