このレビューはネタバレを含みます
奥さまは魔女(未見)→フルハウス→ツイン・ピークス→リアリティショー→MCU的なスーパーパワー対決。
以上のように、一話ごとトーンが変わっていく。
その裏でXファイルみたいな捜査が行われている。
MCUを用いたテレビのパロディであり、エリザベス・オルセンのコメディエンヌとしての才能(とお色気)を堪能できる作品なのだが、個人的にドラマ自体が苦手。
ドラマってどうしても、映画が二時間で表現するものを分割して流しているように見える。
何かあるぞあるぞと引っ張っておいて、何かしら黒幕が登場して次シーズンまで引っ張るという仕掛けが疲れるのだ。
そもそもMCU自体が巨大な連続ドラマのようなものだから、こうしたドラマは劇中劇のようで、どうもハマれない。
それにシットコムのパロディをやるなら毎回キッチリ30分で終わらせるべきである。
とはいえ「準最強のワンダがもしや脅威になるのでは?」という前フリの不穏な部分と「オー!マイキー」みたいな白々しいノリが面白かったのも事実。
ダーシーやウーの活躍は見所。
愉快なシットコムのモブキャラ(にさせられた人)がつらくて泣いているのも「おう…」と思った。
ビーチボーイズの次にジミヘン流すのは、例の「サーフミュージックなんてもう誰も聴かない」発言のパロディであろうから、60年代ロック好きとしてニヤリとさせられた。
しかしほんっと、ヴィジョンって実力を発揮できないキャラだよなあ。