このレビューはネタバレを含みます
予想を超えてこない感じではあったが綺麗にまとまった良作
ワンダーから続く人への愛や想いが生み出す奇跡、全く気づかれないような人の小さな親切をテーマにしたメッセージ性は変わらず良かった
ジュリアン孫はナチスに迫害されたユダヤ人の少女とポリオの少年の話というよりも数少ない自分に向き合ってくれる祖母の真っ直ぐな感情に感化されたのだと思う
おばあちゃんが最後スピーチする際に客席に見える故ジュリアンの姿がありきたりではあったがかなり良かった
こういった細やかで地味な丁寧な演出が随所にあるのも良い
最後の青空も含め、綺麗にまとまり良い画は多かった
このおばあちゃんからあの親が生まれてくるのは逆にすごい
監督が違うので仕方ないが、ストーリーは変えずとも、もう少し違った独自のアプローチの仕方(本編のような)を取れていれば傑作になったかもしれない