美しくも悲しいストーリーだった。
一人の青年が、実在の詩人パブロ・ネルーダとの出会いで詩に目覚め、成長していく。
舞台となる島の海や風、建物といった環境がまた素晴らしい。
友が去った後、自分のことな…
初映から30年も経ちましたか。
今観ても色褪せない一作だと思うし、舞台になったイタリアの島も佇まいはほとんど変わっていないのだろうと思う。
この映画のクランクアップからほどなく病死されたマッシモ・ト…
主演の
マッシモ・トロイージは
今作出演後
亡くなる。
命を削って
この映画になにかを
そそいだみたいな、感じ。
なんか、せつないけど。
運が良くても
悪くても、
一生懸命生きる、
人…
「詩は説明したら陳腐になる」
亡命中の詩人パブロと彼宛の手紙のみを届ける郵便配達人マリオとの交流の物語。
交流は時に先生と生徒のように、時に兄と弟のように、そして親友のように。
物語は劇的に…
泣いたわ。
綺麗な共産主義。
私が彼に何をしてあげたと言うんだ。
逆に私は彼に多くのものを貰った。
美しい景色は、それだけで絵になるし
素敵な笑顔は、人を魅了するよね。
幸せになって欲しかった…
・主人公の序盤の情けない感じから後半の自信を持った男としての顔が別人のようで俳優の演技力に驚かされる。
・雄大な自然を贅沢に使って撮影されており深い印象を与える。
・ドンパブロに劣らず皆詩的表現に長…
寓意に溢れた名作です。
あの『ニュー・シネマ・パラダイス』のフィリップ・ノワレが準主役、
南イタリアの風光明媚な孤島が舞台、
という情報だけで映画館に観に行きました。
あんまり細かいところ…
「大切なものはすべて持って帰ってしまったと思っていた」という台詞がなぜかとても沁みた。この世界はすべてメタファーなのか?というマリオの問いにそうかもしれないと思える感性が自分にまだ残っていて本当に良…
>>続きを読む最後は詩人と感動の再会を果たすかと思いきや、主人公が死んだので叶わず驚いた。撮影中の事情や撮影後の死を知ると、虚実が混ざりあった作品。
詩人から「この島の美しいところは」と問われ、恋した女性の名前…