daiyuuki

ブルドーザー少女のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ブルドーザー少女(2021年製作の映画)
4.0
左腕にドラゴンのタトゥーを入れた喧嘩っ早い少女ヘヨン(キム・ヘユン)は、母亡き後、中華料理店を営むギャンブル中毒の父ポンジン(パク・ヒョックォン)に代わり、幼い弟へジョクの面倒をみていた。
ある日、父が他人の車を盗んで逃げ、事故を起こして意識不明の重体になってしまう。
被害者から巨額の和解金をつきつけられ、さらには家でもあり、生活の基盤である中華料理店も奪われてしまう。
だが、その事故の裏には信じがたい事実が隠されていた。
格差、不正、虚偽……こんな世の中は許せない! 
家族の生活を守るため、そして汚い嘘つきどもをぶちのめすため、怒り狂ったヘヨンはブルドーザーに乗りこみ、理不尽な社会をなぎ倒す。
韓国で実際に起きた出来事をモチーフに、社会への怒りを真向から描き切った話題作。
喧嘩っ早くて自分なりの正義感で動くへヨンが、自分の父の事故の裏にある父に法外な金を貸した貿易会社の陰謀に徒手空拳で立ち向かう社会派ノワールな展開なれど、警察も病院など周りの大人が頼りにならずへヨンの苛立ちは次第につのり、貿易会社の一味もしたたかで立ち向かうには荷が重すぎて、へヨンの怒りも貿易会社一味へ正義の鉄槌は下ることはないので韓国ノワール特有のカタルシスは感じないが、武骨な河井優実や高石あかりのようなキム・へユンの魅力で魅せてくる韓国ノワール映画。
「女舐めてる?」
daiyuuki

daiyuuki