ホラー苦手なんだけどちょっと勇気出してチケット買ってみたシリーズ。イェーイ。
俺が見た怖くなかった映画には大体アニャテイラージョイが出てる説。
以下微ネタバレあり感想↓
とりあえず良くも悪くも鑑賞前にビビって覚悟してたほどじゃなかった、というのが第一の感想。
やっぱビビり散らかしてる分色々先読みして怖さを緩和しようとしちゃってるんですかね。最初に船出された牡蠣は何かの伏線(発信機入り?幻覚作用あり?)なのか!?とか、今回のディナーに集められた人々は実はとある事件に裏で関わっておりシェフたちはその復讐を計画していた!?とか、主人公は巻き込まれた一般人ではなく全てを裏で企てていた張本人でシェフすらも被害者だった!?とか……。
その分もっと怖エグいいシーンも沢山想像しましたよ。シェフやスタッフは実はかつて客だった人だとか、生きたまま文字通りスタッフにミンチにされるとか、とんでも料理器具で拷問されるとか。
いやー、全部そんな事なかったぜ!
ただ退屈だったかと聞かれれば全然そんな事もなく。
出される料理は割と綺麗で美味そうだったし(パンがないパンとかも日本のとんでも料理マンガとか読んでるせいか「そんなのもあるよな」とか「べらぼうにソースが美味いってオチか?」とか思って納得してしまった。俺もニコラスホルトと一緒ってことか?)、シェフに支配されたディナー空間という舞台装置は物語に没入させてくれたように思う。
今回のテーマらしい『与えられるだけ与えさせて何も返さない"奪う"だけの社会構造への問題提起』っていうのも興味深くはありました。まぁコレ言っちゃったらそもぞ映画の感想言うのが泥沼化するんで面倒なんですけど。
まとめると……"見た目や素材は荘厳華麗で口に運ぶ瞬間まではずっと「未知の体験だ!」ってワクワクしてたのにいざ口に入れてみたらなんか物足りなくてあからさまにガッカリしてしまった"、という作中に出てくる金持ち向けの料理そのものって感じの映画でした。……ん?逆によくできてるのでは……?
まぁ、僕はチーズバーガー大好きなので!
しゃらくせぇ前置きなん要らねえ!脂身うめえー!うおぉぉ!チーズバーガー映画(トップガン・ブラックアダムそこら辺)最高ーーー!!!