ゲストハウス「ココ」での話。
コロナの影響で人との繋がりが希薄になりつつある、そんな時期にココに集まった人々のおはなし。みんな何かしから問題や悩みを抱えている、でもココではそれを隠す必要も開示する必要もない。ありのまま、本人が思うように過ごせば良い。無料の朝食おにぎりを食べ、泉さんお手製のお酒を飲みつつお話ししたり、用事を済ませて帰ってれば宿泊人達が待っていてくれて一緒にご飯を食べたりもする。
唯一のスタッフである詩子は少し感覚が違うのかも。何人ものお客さんを見送りながら、自身のこれからを模索しているような。歌子にはちょっと長めの休憩が必要なんだよ、それでいいんだよ。
RPGゲームのセーブポイントみたい。
ラストカットが良かった。それぞれが思い思いの場所でおにぎりを食べる。休憩を終えた旅人は次の目的へと向かっていく。
素朴で温かい、また帰ってきたいと思う映画だった。いつ帰ってきても受け入れてくれそうな優しいさも感じられるのが嬉しい。
