宝くじ(ロト?)が舞っていく姿からして好き。ふんわりと舞っていく姿は優しいファンタジーの様相。南から北へ。宝くじはどちらのものか。軍事境界線での攻防がテーブルを挟んでの話し合いへと変化し、やがてそれは協働となる。ひとりひとりが特性をいかして活躍。立場を交代してこそ見えてくるもの。共同給水区域のことを、“平和の裏門”と称したように、宝くじが分け合う平和の象徴となったらいい。地雷が花火へと変わっていったらいい。そんな夢をみたくなる。ユーモアにあふれていて、観ながら笑い、そしてあたたかな気持ちになる。落としどころもお見事。会いたいときにはいつでも会える日が来ますように。
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・彼が100回は観たと言っていたドイツ映画っていったいなんだったのだろう?
・宝くじの舞い方は、ファイト・ヘルマー「ブラブラブラ」でのブラの舞い方をなぜか思い出し、様々な動物が出てくるとクリストリッツァを勝手に思い出してしまう。韓国の映画だけど、欧州小国映画のような味わいもちょっと感じる(いつもの思い込みです)