このレビューはネタバレを含みます
久々のレビュー。
皆様残暑お見舞い申し上げます🙇♀️
「X」がなかなかの傑作だったので期待していた作品。
これはめっちゃ怖くて面白い！
これがAmazonプライムで観られるとは！
1900年代初期の映画へのオマージュと、唐突に始まるゴアシーンのバランスが絶妙。
ストーリーは予想がつく展開だけど、音楽と間の使い方が巧みなのでもの凄い緊張感がある。
良くある「家族の呪縛」を描いてはいるものの、抑圧されている主人公がとんでもなくやべー奴っていうシチュエーションが新しくて面白い。
（そう考えると「X」もそんな話だったな）
パールの「一度殺ってしまったらもうどーでもいい」っていう感じがめちゃくちゃ恐ろしい。
彼女の笑顔がずーっと続くエンドロールは本当に鳥肌が立った。
ミア・ゴスは正に熱演で素晴らしい存在感。
あの微妙にブサイクな感じがもの凄くハマってる。（すいません…これでも褒めてます）
ただ、殺しが始まるまでの助走がちょっと長過ぎたかな…と感じた。
その分ちょっとだけ減点。
予告を観てたから余計にハードルを上げ過ぎてしまったかもしれない。
ともあれ、タイ・ウェストってすごい実力を持った監督なんだという事がよーく分かった。
また大注目の監督が増えました。
