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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥの235のレビュー・感想・評価

3.9
2024年74本目
前作の熱狂から5年、満を持しての続編。公開前からアメコミ映画史上最低の評価など、悪い評判ばかりが聞こえてきていたため、かなり覚悟して鑑賞。今回はミュージカルということで、その辺もかなり覚悟して観たので、思ったほど悪くない、と言うのが正直な感想。もちろんミュージカルが効果的だったかと言われれば、それによりだいぶ軽さが出てしまい、ジョーカーとハーレイクインのサイコ感が減ってしまったのも事実。前作に比べて、ジョーカーらしいカリスマ性は失われており、とにかくジョーカーがただただ可哀想な人になってしまった。真実の愛を知り、人間らしさを取り戻した結果、魅力がなくなってしまうという、なんとも悲しい結末。ラストの描写も賛否両論あるが、あのシャキンという効果音と後ろでボヤけるあの動作は思わずなるほど〜と唸るラストだったと思う。
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