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ライオン・キング:ムファサのGINのレビュー・感想・評価

3.8
2019年製作のディズニー実写アニメ『ライオン・キング』の前日譚であり、シンバの父、若き日のムファサ王とスカーの兄弟の絆を描いた作品。

息子のシンバを命がけで守ったムファサ。
雨による洪水で両親と生き別れ、1人彷徨っていた幼き日のムファサは、王家の血を引く思いやりに満ちたライオン、タカ(後のスカー)に救われる。
血のつながりを超えて兄弟の絆で結ばれたムファサとタカは、冷酷なライオン・キロスから群れを守るため、新天地を目指してアフリカ横断の旅に出る―。

面白かった(⁠^⁠^⁠)
個人的には実写アニメ『ライオン・キング』よりこっちの方が好きかも。
野良のムファサにこんなに愛着が湧くとは思わなかった。
孤児だったムファサは、タカ(スカー)との出会いによって運命が動き出す。
話の展開は早いし、ミュージカルパートの楽曲も素晴らしかった。
そして、何より最新の映像技術を駆使した実写っぽいアニメーションは流石だった。
“ディズニーが仕掛けた超実写映画”を十分堪能出来ました。
キロスもこの作品のヴィランとして、申し分ないのない働きをしていたと思います。
執拗にムファサ達を追う理由が「根絶やしする」…とかでそこまでする理由がイマイチ分からないんだけど…まぁ、いいでしょう。
ムファサとタカ(スカー)の関係性も、この作品を観ているとよく分かるし、しっかり『ライオン・キング』を補填してる作品だったと思います。
タカ(スカー)がやさぐれちゃう理由が結局のところ、失恋による嫉妬と本人のプライドの問題なのは…いかにもスカーらしく、『ライオン・キング』の物語に矛盾を作らなかったところも良かったです。

劇場で観る冬のアニメとしてお薦めです。
未鑑賞の方は劇場で是非☺️
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