記録用
シャーロット・ウェルズ監督。
父と娘の旅行の記録のビデオテープを成長した娘が見返すが、、
この映画は実物として残っている当時の映像記録と当時の娘自身の主観的記憶と成長して今現在映像を見て感じた違和感から考察しうる娘の想像の3つが織り混ざっている。
まるで色々な角度、視線からの素材を編集する映画のような存在であるということ。
そして似たような体験としたら昔は経験や感性の不足から理解がしにくかった映画を改めて10年、20年経つと現在の自分の状況や経験などから観る視線や感度が変化し共感や楽しめる状況に似ているかもしれない。
それ以外にも映像の裏に隠された鬱描写やその原因でありそうなクィアコーティングや歌が明らかにクイーンやデビットボウイなど同性愛を意識した内容であるということも意識を動かすとさらに主人公の娘の視線に同化できそうな点から2回目も楽しめるかもしれない。