終始『余白』か『説明不足』か判断の難しい作品だった。
全員社会不適合者のシェアハウス。主演俳優はすこぶる顔がいい。
監督のおじいちゃんの自宅を使って撮影、今時珍しいアスペクト比、妙なカット、唐突にナレーションに切り替わる俳句の発表シーンetc...言葉を選ばずに言えば監督のオナニー作品って感じだった。もうどこもかしこも監督の独善的な表現のこだわりを感じて、それがことごとくこっちにハマんなくて、白ける。正直今まで観た映画の中でもっとも退屈で、その退屈さがいっそグロテスクだった。職場の先輩に誘われて一緒に舞台挨拶回を観てきたけど、総じて私のための映画ではなかったって感じ。