久しぶりのインドネシア映画。自分がインドネシアに行ったときもイスラム教圏だけど飲酒はわりとオッケーだったけど、そういうのは暗黙の了解の話かと思っていたが、映画に出てくるくらいには許容されているらしい。
村の権力者に自分の息子同然に大切にされる主人公が権力者が権力者たる所以である暴力を見せつけられてから彼への態度が変化していく。主人公も権力者の見えない場所では力を持つ者としてぞんざいに振る舞い、ラストも彼へ向けられた礼や皆よりも高い台座に立った途端になんとも言えない表情をするのが主人公の真の意図を物語っていた。