久しぶりの映画鑑賞で、気分をスカッとしようと、この映画を選んだ。
ジョン・トラボルタとブルース・ウィリス。ハリウッド大スターが、『パルプ・フィクション』以来29年ぶりの共演。
巨額の賞金が懸かった麻薬王バックリーをトラボルタ、そして、一匹狼の賞金稼ぎイアンをウィリスが演じる。イアンは10年かけて追い続けた麻薬王バックリーを、ついにこのハワイで捕えることに成功したのだが…
そこから物語は始まる。
舞台はハワイ。明るく美しい大自然、白い砂浜と水着姿の美女達。空は底ぬけに明るく気持ちのいい景色を堪能できる。これはたまらないなあーが最初の印象。
と、こんな感じなのだが、この映画、完全にハズレ。
ツッコミどころ満載で、脚本がチャチすぎる。これはもう、笑うしかない。
ハワイの原住民の部落が邦画「モスラ」に出てくる原住民のような描き方で、ついていけない。
イアンの息子で賞金稼ぎのライアン・スワン（ブレイク・ジェンナー）、そして恋に落ちる女刑事（スタイルはいいけど）の演技もピンとこないし、二人に全く魅力を感じない。
せっかくのトラボルタもウィリスも役柄は全盛期にこなしてきたはまり役のようなものなのに、脚本、演出がこんな感じじゃ、いい所出せるわけがない。なんとも残念な映画だった。
多分共演はこれが最後だろうと思うと、本当にもったいない。
