ここに出てくる人達は、ひとりひとり、相手を思い遣っている。長年のこびりついた因習を捨てる勇気を持つのは難しい。あのお父さんも家に縛りつけられている
一見、男女不平等 家父長制 LGBT 介護 男児優遇とパキスタンでは全然解決しそうにないあらゆる問題を入れまくってきた映画に見えるが、一つ一つ丁寧に描いていた
主人公の男性はパキスタンの社会では、男らしくないと一刀両断されるが、監督さんは敢えて、自分の心のままに動いていくキャラクターを作ったようだ。トランスジェンダーのビバも同じ。でもそれが上映禁止の理由になった現状
最後のくっきりと映るこのタイトルにずんと落ち込むほど悲しかったが、ここに出てくる女性たちは勇気を持とうとしていた
そしてこれを長編デビュー作として作った31歳の男性監督、挑戦したことが本当に凄い! 意義がある。マララさんとリズ・アーメッドがプロデューサーとなり一部では上映開始、カンヌ映画祭出品作品ということに希望を見出したい
パキスタンの街の活気が匂ってくるようなビビッドな色彩🔴🟡🟢🔵🟠と憂いのある闇夜の映像。クスッと笑える演出も楽しめました🇵🇰