モフモフモサモサ

きみの色のモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

きみの色(2024年製作の映画)
3.6
ハシゴの二本目(前に韓国映画 ボストン1947)

聲の形、リズと青い鳥の山田尚子監督、吉田玲子氏脚本コンビと知って速攻劇場へ(川村元気氏プロデュースに一抹の不安ありましたが杞憂)。そして、
頑張れ京アニの気持ちで鑑賞。

女子校(ミッションスクール)を中心とした色と軽音とバンドのお話。
色がみえる能力がさほど重要なのかなって思ってしまいました。

その境遇が重くなくて、
嫌な人は少しも出てこなくて、
何気なく祖母は昔イケイケだった事が伺いしれて、
ふわっとさらっと観れちゃう物語でした、
表面的に。

でも振り返ると色々と思い出す事があって、
あと色々と語られていないこともあるのでしょう。

一番印象に残ったのはタイトル。
「きみの色」の゛きみ゛はあなたの意味の「君」ではなく登場人物の作永「きみ」のソレではないかと。つまりはとつ子の想いはもしかして…なんて、そしてきみの想いは間違いなく…え?やっぱり薄く三角関係?

で最後の船出のルイへ叫ぶきみの言葉「頑張れ!」はもう告白。

2回目観ると印象変わりそうです。

あと、とつ子の会話の言葉の選択が微妙に愉快なのが好感。そんな彼女が作詞した(という設定)歌詞。

「水金地火木土天アーメン
 水金地火木土天アーメン

 ゛きみ゛の色がぶち抜きました
 わたしの脳天 土天アーメン

 とつぜんとつぜん現れました
 ほんとに゛ルイ゛腺虹色のカーテン…」

二人の名前ですよね。

耳に残る。