《そんなの、ほっとけばいいわ。殺人事件が起きているのに、暴行だのスリだのなんて》〝ちょっと待ってください。あなたが動くなと言ったから動かなかった。目の前で辛い思いをしている人がいるのに目をつぶった〟
踊る大捜査線の劇場版の第2弾。暴行やスリなどの複数の事件が交錯し大忙しの湾岸署で殺人事件が発生。本店からやって来た本部長・沖田(真矢ミキ)は、今回の事件を昇進の足掛かりにしようとめっちゃ張り切っているのだけど〝事件は現場で起きているんじゃないのよ。事件は会議室で起きているの。勘違いしないで〟と青島(織田裕二)に釘を刺すものだから、皆のやる気はダダ下がり。
所轄を本店の使いっぱしりのように下に見ていて、昼夜問わずに仕事を言いつけて酷使する最低のパワハラ上司で、所轄が負傷しても、使えなくなったら補充すればいいっていう考えは酷すぎるね。
ってことで所轄との対立構造が浮き彫りになるのだけど…。やっぱ、室井さん(柳葉敏郎)のように部下を仲間だと信じて仕事を任せて何かあれば責任をとろうとする上司の下で働きたいね。
〝レインボーブリッジを封鎖せよ!〟と言われても、あれだけの交通量を考えると〝封鎖できません〟って言いたくなるのも分かるなあ。最後は、土地勘のある犯人とそれを追う所轄の〝逃走中〟から目が離せない展開。
視聴メモ:2024.12.20/160/地上波:土曜プレミアム241005放送