このレビューはネタバレを含みます
LGBTQ活動家以外の一般の当事者たちからすると
「そんなに社会からの疎外感なんて感じてねーよ」
ってところなのだけど。
ゲイとしての生きづらさを社会や時代のせいにする山崎氏、
不幸のもとはそこじ…
ゲイとして生きる老絵本作家が、ある青年との出会いを通して人生を見つめ直す姿を描いた物語。
孤独、病気、偏屈…負のキーワードが多いのに、あまり悲哀を感じないカラッとした内容が面白い。
切り替えの早…
フライヤーから想像する濃厚なエロさは無く
叩かれてクリスタルが散るシーンばかりの抽象的な作品でもなく、当事者である監督が多角的にゲイの人々を描いた作品。
それにしたって老人のわがまま加減にうんざり。…
散々現実を見てるので分かりきったことだけど今の日本で同性の恋人と家族になるための選択肢が少な過ぎるということに触れつつ、年老いた絵本作家が若い男と時間を過ごすうちに未来のことを見つめ直していく(逆も…
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監督が当事者なだけあってか、かなり界隈の解像度は高いし、切り口も鋭い。
特に役所側の対応の気持ち悪さとか、セックスの流れとかは凄くリアルだった。
ただ自分がまだ若いせいか、山崎がイカれ過ぎてるせいか…
結婚(特にパートナーシップ宣誓)は契約なので、お互いの契約の目的を擦り合わせておくべきっていう当たり前のことをこの話に織り交ぜたの、すごくおもしろい。僕が結婚するとしたらその最大のメリットは、独身で…
>>続きを読む短編版視聴済みで鑑賞。
とにかく老絵本作家・山崎の傲慢さにイライラする。
孤独に我儘に生きてきた結果なんだけど(それにも様々な理由と事情があるけど)。
イライラするという事は、自分の中にも思い当た…
若さと美しさを自認し、周りを卑下してきた山崎。
歳を重ね、ひとりの性的対象としても絵本作家としても、周りから必要とされなくなってきた。
同じ同性愛者の昔の仲間が、昔とは違う場所で、活き活きしているの…
キャスティング時にレオくんは、前作から「真面目」な部分と「掴みどころのない」部分とで分けて真面目なところはハヤトくんに託したそう。なるほど…!
扱うテーマやストーリー、対比構造は多層的で、観た年齢に…
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