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コット、はじまりの夏の小皿のレビュー・感想・評価

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)
4.2
全く映画を観る気にならない夏でした😰
数年に一度、気がついたら映画から遠ざかっているってことがあります💦
この作品もずっと気になっていて、U-NEXTのポイントで鑑賞したのはいいものの、レビューを書き損なっていました。
登場人物のそれぞれに一癖、二癖あって、それが作品の物語の推進力のような役割を果たしているような気がしました。
姉妹弟や同世代との間にさえ上手く関係性を持てない主人公のコットが、彼女を彼女として受け入れる親戚の夫婦との関わりから、誰もが必要としている寄る辺を得ていく描写は、ジワリと感じるものがありました。
ラストに描かれる、今後のコットに訪れる不穏の空気は、いたたまれない気持ちにさせられますが、もうかつてのコットではないから、きっとどうにか彼女らしく生きていくのだと信じられます。
観終えたあと、『コット、はじまりの夏』という題名が、とてもいい題名だと感じられました😊
コットの幸せを祈ります。
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