【コーチ】
この「チャレンジャーズ」の時間を前後させる感じは、現状の一端をはじめの方で見せることによって、なぜこうなったのか観る人に興味を持たせ、そして、膨らませ、ストーリーを飽きさせないようにさせる手法だと思う。
まあ、つまり、ストーリーは時系列にしたら、実はさほど面白いわけではない…気がする。
ただ、時代考証は、わずか十数年の間だけれども、それぞれの回想シーンのテニスの大会スポンサーや、個人スポンサーなど結構細かいところはしっかりしている。
(以下ネタバレ)
クライマックスはタイブレークの場面からだが、パトリックはアートの力を最大限引き出して、堂々と負けるってこと!?と考えたりして、最終的にはパトリックとアートがお互いコーチする方が、お互い最も強くなるんじゃねぇ!?みたいな感じで(僕としては)終わる。
恋愛とスポーツを絡めたストーリーは日本の漫画の専売特許かと思っていたが、それをちょっと大人風にアレンジした作品だった。