監督は「君の名前で僕を呼んで」(2017)のルカ・グァダニーノ。
テニスプレイヤーの男女3人の10年以上の三角関係を、試合シーンを軸にテクノミュージックに乗せて描く。。。
文春CINEMA2024年ベスト10で唯一観ていなかったので鑑賞。
三角関係の行方は想定通り。テニスの試合シーンを趣向を凝らした撮影で描いているのは面白かった。しかし勝負への訴求力はいまひとつで物足りなく、また個人的に格闘技以外のスポーツ観戦に興味がないのであまりノレなかった。
米本国での主だった評価に「映画におけるセックスの復権」との言及があったとのこと。それはわからなくもないが決してかつての表現とは同じではなく、まさにスポーティーで即物的な印象だった。「民族の祭典」(1936)を連想した。