北野武の映画はあまり得意じゃなくて、痛いシーンがなさそうな映画『キッズ・リターン』『菊次郎と夏』『アキレスと亀』くらいしか見ていない。
原作だと、『浅草キッド』はとても好きだったので、今回も見てみました。
レビューで書いている方もみえましたが、たけし原作と思えないくらい、しっかり恋愛もの。
そして懐かしさが漂う昭和レトロ感。
展開も含めて昭和ぽい!
今の時代に、あえて携帯で連絡を取り合わないふたりが、カフェ『ピアノ』で待ち合わせする姿は、微笑ましくもあり、すれ違う姿が現代からするともどかしい。
携帯がない時代は当たり前だったこの設定が、何よりも一番効果的でしたね。
携帯持っていたとしてもすれ違いはあるし、連絡つかなくなる状況はある。
携帯での画面や文字だけのやり取りだからこそ、変に誤解があったり、人間関係ややこしくなることもあるから…
ちゃんと会って会話をするふたりの姿に好感持てます。
あとカフェ好きの私としては、ふたりが会う『ピアノ』が、とても落ち着く雰囲気で、行ってみたくもなりました😌