私がこの作品を見終わって思ったことは、「大丈夫、人生はいつでも前に向いていける。」だったな。ストーリーは淡々と描かれてるんだけど最後にはじわっと心が温まるようなそう感じる作品だったな。
キャンディって、シングルマザーとして未熟で、ちょっとずるい生き方もしてて、それがどうしても癖付いてしまっているし、考えも甘いところがあるけど、本当は素直で愛情深くて心優しい人なんだろうなと感じながら、生きるのに必死で心に余裕が無いから自分では気付けて無いよなと思ったな。
ザクと出逢って、キャンディが母として人として少しずつ成長し、心も大きく動かされていく描写がとても繊細で丁寧に描かれてて良かったな。
ザクが言う「俺たちは塵より小さい。神様も見逃すほどだ。」って台詞が素敵だった。
誰も知る由もない、自分しか知らない努力。
誰もが必死こいて生きてるよなと考えさせられたな。
貧困なキャンディとジューのはずなのに、劇中の2人の服装や部屋がカラフルでお洒落で可愛くて観ていて違和感を感じてたんだけど...
結局最後まで、その違和感の理由に自分は気付けなかったのが悔しかったな。