(別媒体から感想を転記)
2023/09/06
ウルリケ・オッティンガーのベルリン三部作3本目@ユーロスペース。ゴシップ紙のヤラセネタに使われる美少年ドリアン・グレイの数奇な運命。幼少期に親を亡く…
この世の芸術性はここで終わり、スターは常に大衆のものへ。
価値が単なる金になっては、結局、少数が独占するだけ。
2024年の時点で言うと、芸術性は随分前から、何千回も死んでいた。
おそらく、これから…
足怪我する前後に観たものたちを記録し忘れていた①。
ドクトル・マブゼとベルリンで花開いたキャバレー文化、まあまあ危ういオリエンタリズム。マブゼを演じたデルフィーヌ・セイリグの輝きよ(マブゼを女性設定…
ベルリン三部作の他二作に比べるとストーリーがありそうと期待して見始めたものの、マブゼ博士とドリアングレイが出会って二夜目、長すぎるという意見を散見する歌のシーンで寝てしまい(それゆえどれほど長かった…
>>続きを読むタブロイド紙が映したドリアン・グレイは、タブロイド紙が仕組んだドリアン・グレイである。他の2作と比べると、ややB級感漂う作品。オープニングとエンドロールがファミコン風のフォントだから、わざとなのかと…
>>続きを読むオスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」を参考の一つとして翻案した作品。
国際的な巨大メディア企業のボスが、自社新聞の売上を伸ばすためにドリアン・グレイなる虚像のスキャンダルをでっちあげる…
ベルリン三部作三作目。
二作目よりもストーリー立っていて見やすかったけど、早い展開に慣れすぎた短慮な現代っ子なので、歌のシーン長すぎだろ!とキレそうになった。どう考えても長すぎる。
血液があまりに…
ヴェルシュカのスーツ姿がとにかくカッコ良すぎる。
現代にも通づる社会派問題ドリアングレイでうまく言語化できないけど非常に面白かった。
水兵さんの件は時期的にファスビンダーのケレルかな。
これにてベ…
オッティンガーが強調したかったと思われる見せ物(舞台・オペラ・ストリップ)シーンに多くの時間が割かれている。
コンピュータのサウンドエフェクト風のオープニングクレジットやビデオモニター、ラスト近く…
Dorian Gray im Spiegel der Boulevardpresse, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger