毎日が同じ様に始まり、同じ様に一日が過ぎて行くが、どれ一つとして同じ日は無く、毎日が違う一日を過ごしている平山さん。
生きていく中で持つ自分だけの楽しみを1人噛み締め、何事にも憂いず悲しまず。
何かの過去を忘れる様に、黙々と淡々と物静かに生活する姿。妹が「たまにはお父さんに会いに来て」と言う願いに、静かに、又、頑なに拒否する姿に、過去に親子の仲を引き裂く何かが有った事が伺える。
又、姪子が叔父さんにわざわざ1人会いに来る事で、平山さんの人柄も伺える。
質素な生活の中にも、昔好きだった音楽や好きな読書に生き甲斐を見つけ、精一杯の一日を生きているのが解る。