画家ボナール　ピエールとマルトのニックのレビュー・感想・評価

横たわる奥さんを、入浴する奥さんを、体を拭く奥さんを、繰り返し繰り返し、年をとっても、繰り返し描いた画家、ボナール。

アンティミスト（親密派）という呼び名のイメージと、彼の絵の愛らしい色彩のために、すっかりほのぼの愛妻画家だと信じておりましたが、どうしてどうして。そこはアーティスト。フランス映画の題材として十分ハマるエピソードが待っていました。