ボナールを映画にしたのは今までなかったような…。
ボナールなのでもう少し“日本かぶれ”と言われた部分も描かれるのかと思ったが、妻マルトの物語といってもよかった。
ボナールのモデル・妻マルトさんはお…
呼吸をするように描画する。描ける関係性や環境を自明の如く優先し、描けないそれからは撤退する。だって呼吸は止められないから。
ここでは道徳も倫理も道端に置いてあるだけ。噛み合わない悲劇も。
絵…
【愛の物語】
こうしたアーティストの愛の物語には合理性や道徳といった観点から理解され難いところはあるのだと思う。
だが、同時代の芸術家や、潮流とは異なるところで、その芸術性や個性に大きな影響を与…
おフランスの映画はやっぱりお上品でした。カットのこだわりは凄くてどのシーンも1枚の絵になるような意識の高さ。同じ家のはずなのに手入れされていない感じや漂う哀愁感で時の流れを表現したり、結構技巧派。
…
印象派に続くナビ派の代表格ピエール・ボナールと、彼の運命の女性マルトとの日々を描く。
ボナールの2000点に及ぶ作品の3分の1以上に登場しているマルトだが、その存在はあまり知られておらず、彼女の功…
画家ピエール・ボナールとそのモデルで後に妻になったマルトの愛の物語。
あったかい雰囲気で描かれるが話はその雰囲気とは逆で意外と面白い。
ヴァンサン・マケーニュ、セシル・ドゥ・フランス、ステイシー・…
現に天才だと持ち上げられている人物の側にはどんな人々が居たのか、彼らは本当に独りきりで天才であったのか、いやそんな訳ないって今はめっちゃ思うけど、最近そこにフォーカスした映画が多くなってきて、伝記的…
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