このレビューはネタバレを含みます
ジョン・デヴィッド・ワシントンが銃持ってると今テネット観てるんだっけ?と錯覚するような画面になるな。
ロボの動きがヌルヌルだし人間味が凄くて人種レベルで馴染んでる。
日本語がナチュラルに聞こえてくるし(背景は海外トーキョーって感じだが)動物がファインプレーを決めがちで奇妙なところもあるけど最後まで質が良い作品。
ヒッチハイクするシーンで流れてる初音ミクの曲は『愛は輝いてる(Love is shining)』ってやつ。
アイスかと思ったら爆弾で「Oh fuck…」のシーン好き。
特攻自爆ロボくんは印象的だったけど意識を持たせてるのカスすぎる。
終盤のおつかいミッションは熱かった。
圧倒的な軍事力をチラつかせながら恐怖で世界を支配するノマドはアメリカの象徴みたいなもんだろうけど、いくらなんでもバカすぎるというか、過剰に悪として描きすぎな気がする。
この近未来では黒人差別も無くなってるくらいの時代な気がするけど、でもアジア人はどうだ?AIなんて生き物扱いもしてないぞと、傲慢な白人はいつまでも差別を続けるんじゃないかって風刺を感じなくもない。
盛りすぎな割にスローな気もして入り込みにくい構成だったが、ジョシュアのドラマにはなんだかんだ感動した。
あんな空中要塞はもう再建不可だろうし世界中がより厳しくなるだろうからノマドの脅威は終わったと思っていいだろうけど、ちとモヤモヤは残るかも。