突然に親失った娘と、姉失った妹。
姉を心底嫌っていたので、今迄ほぼ接点無かった姪と叔母が、同棲生活を始めた話。
序盤からきたし道中でも終盤でも、何度かほろりとさせられました。
決して分かりやすい御涙頂戴系では無いと思うんだけど、人間味溢れてて好きな会話や沁みる思考が多くて、響くものがありました。ファンタジー感は多少はあるけど。
叔母さんのあの感じもいいし、姪っ子のあの感じもいい、おばあちゃんもリアルな反応だし、学校の同級生達も皆魅力的、男達の対応も男前、今思うといいやつだらけか。
今年は"夜明けのすべて"が1番好きだったんだけど、これも雰囲気は近い物がある。
優しく寄り添ってくれるような映画に最近は惹かれているのかも知れない。
個人的にお初な憩さん、歌声までとても良かったです。若い才能ある俳優さんどんどん出てきて楽しいですね。
ガッキーも、今回は美人感薄めにして、いい具合にくたびれた感じも出しつつで、ちゃんと叔母さんを感じられて良かったです。
借りて置いてあれだけどあんま期待していなかったから、年末にこういう映画観れて嬉しくなりました。原作もいつかみてみたい、そっちもいいんだろうな。