イザベル・ユペール主演でフランスの国家的スキャンダルを背景にした社会派作品。
驚愕の実話サスペンス❗️
非常に面白かった、大々満足❗️
原子力企業アレバ社の労働組合代表を長年勤めているモーリーン・カーニーは、新社長が電力公社EDFと結託し、中国に自社技術を移転する話を耳にする。国内外の5万人の従業員を守るため、大臣に内部告発をした。
それからと言うもの脅迫や嫌がらせが起き始める。
ある日、自宅に何者かが侵入し、帽子を被され手脚を縛られ、腹にA文字を刻まれ、ナイフの柄が...レイプされるのだが...
フランスの捜査はこんな感じで進むのか?
どんどん冤罪へ向かって進む異様な空気。自作自演となるなんて...
モーリーンが心身に暴力を受けながらも、何を考えているのか掴めないまま戦い抜く様をユペールの演技が上手いので食い入るように魅入りました。
何回か"フクシマ"とワードが出てきます。
原子力発電の闇、権力によるハラスメント、女性軽視、不正...
フランス警察の闇も深い。
この事件は未解決のままだという...
ユペール好きは必見でしょう。
ピアス、メガネ、スカーフの縛り方なども楽しめます。
音楽家のおおらかな夫が救いでした。