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ダンサー イン Parisのcicciのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
4.3
有無を言わさぬ熱量だった

踊れる俳優ではなく演技ができるダンサーを、と起用されたマリオン•バルボーの動きと鍛え上げられた体は美しかった

そしてそれだけでなく、踊ることが楽しい!と自覚して新しい道に進んでいく様が最高に気持ちよかった

バレエの天を目指す踊りに対して、コンテンポラリーダンスは下へ下へ重心が低い

コンテの道へ進むことは彼女にとって、地に足をつけて先の人生に進むことにも重なっているように映った


「これまで順調にこれたことは、運がよかった」。第二の母親のようなおばさまの言葉が突き刺さった

だとしたら順調にいってなくたって、まあ運が良くなかった程度のこと、って考えられなくもない


父親にスポーツ選手やダンサーは寿命が短いから、途中で人生をもう一つやることになると言われて、「それの何が悪いの?」と。

人生なんていくつ持ったって、きっといい


それにしても、眺めの良いバルコニーのあるアパートも素敵だし、ブルゴーニュののどかなレジデンスも良かった。あんなところで休みたいよ〜



9月6日、試写会にて🎞️
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