最後の集大成(仮⁈)らしい、なんともアレコレてんこ盛り仕様だった。
久しぶりに白石晃士の ”癖つよワールド” を堪能。シリーズ初見時ほどのインパクトはなかったものの、その濃ゆい内容には驚くやらちょっと呆れるやら。
一応の本筋はタイムトラベルとパラレルワールドかな、もはやストーリーを真面目に考えても仕方なさそう。バラエティでアイドルが遊園地のお化け屋敷に入っていく様、あるいはゲーム配信を観ているかのような気分になる。
中盤みんなで逃げ回るシークエンスは過去作で一番好きな「トイレの花子さん」を思い出す。ともに霊能者が活躍するところも似ている。ぎゅっとまとまっていた花子さんとは対照的に本作は全乗せ増し増し。
事前の期待値が上がり過ぎていたこと、いささか総花的過ぎなところなど残念ポイントもあるけれど、まあ、"お祭り" なんだと思えば楽しい。エンディングがまさかのコワすぎ!音頭だし。
粗暴な工藤プロデューサーがディレクターの市川女史に腕力で完敗してて可笑しいやら、ちょっと寂しいやら、、、
軽い気持ちで見始めた「コワすぎ!」シリーズにハマったのが一昨年の夏であれからはや一年半が過ぎた。何だかんだ、月日の経つ早さがいちばんコワすぎ!だったりする。