アマプラで何となく最初だけ見てみようと思って再生したら、面白くて最後まで見てしまった。評判は聞いていたが期待以上の作品だった。
70年代を舞台にしているだけあって、映像のルックも70年代っぽいフィルム調になっている。(IMDbによるとフィルムではなくデジタル撮影とのこと)
レストランの形式ばった接客に対し悪態をつくシーンは、まんま1970年のアメリカ映画『ファイブ・イージー・ピーセス』で、当時のニューシネマ寄りのアメリカ映画っぽく作ることを意識しているのがわかる。
そんな中でも懐古主義にならず、人間の孤独と「子供」から「大人」への成長という普遍的なテーマを描いている点が素晴らしいと思った。