第96回米アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、ダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞したヒューマンドラマ。
クリスマス休暇の間も寄宿舎に残ることになった3人の静かな絆を描いたストーリーはなかなか感動的でした。大きな展開こそありませんがどこか郷愁を覚える作劇で、映像の質感もまた良かった。
ただ、良い映画とは思いますが、正直この程度かとも思ってしまう。高まりすぎていた期待値はやや下回りました。ポールにはもう少し救いが欲しかったです。ほろ苦い思いの残る着地。3人それぞれの未来に幸あれ。