このレビューはネタバレを含みます
「カルキ 2898-AD」
ジャパンプレミアにて。2週間前のチケット争奪戦で見事2列目(最前列はプレスなので実質最前列)をゲットできたのにも関わらず、主演のプラバースが来日キャンセルになりガッカリしていたのだが、せっかくの良席なので、実習を早く上がって鑑賞してきた。
最初の2時間くらいはインド版「スター・ウォーズ」あるいは「マックマックス 怒りのデスロード」でちょっと退屈なのだが、ラスト1時間くらいは面白い。笑いあり、迫力あり、筋肉ありで、TOHO六本木の大スクリーンで観る価値は十分にあった。
全体的にはすごく面白いというわけではなかったけど、168分あったとは感じなかったので、それなりに楽しめてはいたのだろう。ただ続きがある作品なのであれば、その辺は前もっていって欲しかったかな。
プラバースの来日は叶わなかったけど、近々来てくれる約束をしてくれたので、来年の再来日を願いたい。
(続編公開時のためのネタバレ)
大まかな話としては、6000年前の戦争でアシュヴァッダーマンという戦士が神から呪いとのちに蘇る自分を守れという啓示を受ける。そして時は2898年、「スター・ウォーズ」のような世界になった地球。スプリーム・ヤスキンという支配者が妊婦から謎のエキスを抽出。プラバース演じるバイラヴァは無敗の賞金稼ぎとして活動。同時期に神を孕った奴隷スマティが脱走したことで巨額の懸賞金がかけられる。スマティを守るため、復活したアシュヴァッダーマンとバイラヴァが対決。6000年前の戦いで自分を助けた戦士とバイラヴァの繋がりを感じたが、バイラヴァはスマティを連れて空に浮かぶコンプレックスへと飛んでいってしまう。スプリーム・ヤスキンもまた復活し、これからの戦いを暗示させるところで物語は終了する。