アキラナウェイ

ヴォルーズのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ヴォルーズ(2023年製作の映画)
3.7
あっちゅー間に11月が終わるぅぅぅ!!
そしてあっちゅー間に今年が終わるうぅぅぅーー!!

未レビュー作品が37本も。
また溜めてしまいがちな筆無精。

さて、書こう。

見目麗しきメラニー・ロラン様は監督業でもその才能を発揮。Netflix限定のアクションコメディ作品。

どんなものでも盗み出すプロフェッショナルな泥棒キャロル(メラニー・ロラン)は裏稼業に嫌気が差し、引退を決意する。長年コンビを組んできた相棒のアレックス(アデル・エグザルコプロス)と新しく採用した運転手役のサム(マノン・ブレシュ)と共に、最後の仕事としてコルシカ島にある修道院に向かうが—— 。

「ヴォルーズ(Voleuses)」はフランス語で「泥棒達」の意。

ゴリゴリの屈強な男達など排除して、とにかく女子と女子と女子が小気味良い台詞を掛け合いながら、華麗にスマートにアクションをキメる洒落た作風。

特にアレックスを演じたアデル・エグザルコプロスが魅力的。長くて断念し続けている『アデル、ブルーは熱い色』に出ているのか!!これは観なきゃだわ。好きだわ。

アレックスと彼女より年上のキャロルとの姉妹のような関係性を見るのは終始微笑ましいし、新たに加入してきたサムにアレックスが明け透けに不機嫌になるのも可愛い。

彼女達の元締め、ゴッドマザーを演じるイザベル・アジャーニがもはや綺麗とは言い難いルックスとご年齢(失礼)だけど、それがまた不気味な存在感を際立たせていた。

ウサたーーーーん!!

アレックスが可愛がっていたウサギが殺されるシーンがあるので動物好きな方は注意。

アレックスがとある男性とベッドイン…してからのそいつが刺客かよ!!となって、ボッコボコのアクションシーンとか、彼女が優秀なスナイパー要素なのも大変良い。

キャロルとアレックスの絆の強さが垣間見える終盤の展開。そしてラストは「え?なんで?」感があるが、とにかくシスターフッドを堪能出来て、個人的には満足。