Led Zeppelinのギタリスト、ジミー・ペイジに憧れ、ジミー・ペイジにシンクロしようとした男のドキュメンタリー。その男ジミー桜井の事は全く知らなかったが、個人的にLed Zeppelinが大好きなので劇場へ。
2000年位まではLed Zeppelinの曲を映画の挿入歌として使うのはとてもハードルが高く、許可がなかなか出ないし出た場合もかなり高額の使用料が提示されると聞いていた。しかしこの映画ではかなりの数のLed Zeppelinの曲が使用許可されている。まぁLed Zeppelinの曲が使用出来ないとなると、このドキュメンタリー映画自体が成立しなくなってしまうのではあるが…。
映画的にはLed Zeppelinに興味がない人が観ても面白いドキュメントになっている事を期待したが、そうはなっていないかな…。
でもLed Zeppelinが好きな人はジミー桜井のジミー・ペイジへの傾倒、ジミー・ペイジが当時演奏した音やコスチュームの完全再現、その細かな拘りは面白く観られると思う。その熱量は半端なく、奥さんや周りの色んな人々を巻き込んでいく感じにも圧倒される。
ここまで自分が好きな事、やりたい事ができるって本当に幸せだと思う。彼独自の「幸せ」をめちゃくちゃ感じさせられるドキュメンタリーだった。でも、人が生きていく上で一番大切な事だよな…。