いつかは人類は必ず滅びます。
それが地球の終わりによるものなのか、戦争などの人類の愚かさやエゴによる自滅なのか、ウィルスや環境変化による厄災によるものなのかはわかりませんが、いつかは終わります。
でも人類は複雑な社会を築き繁栄し共生しながら、もしくは環境を破壊し他者を侵略しては殺し合いながら、それが良い事にせよ悪い事にせよまるで終わりなんてないかのように必死に営みを続けています。
で、それは人類全体だけでなく個人も全く同じで、いつか死ぬ事をわかっていながらも愚かさと優しさ、不幸と幸せを繰り返しながら生き続けようとします。
まぁ結局生き物にとってほ生きる事だけが絶対的な命題で、社会とかルールとか道徳とか環境とか関係なく、どんな状況でも生きている限り生き続けようとし、当たり前のように死んでいきます。
だからきっと世界に意味なんてないし、同じく人生にも意味なんてないのだと思います。
なので生きてる事と死ぬ事にも大した違いなんてないのだろうけれど、でもだからと言ってこれまで自分が人生で経験してきた良い事も悪い事もなかった事と同じだとはあんまり思いません。
僕もいずれ死んでこの世からいなくなり、そのうちその痕跡すら残らなくなるのだろうけれど、だからこそなのか今の人生の中での沢山のあれこれがなんだか大切で、いつか死ぬその時まで、世界の在り方とか変化とか結末なんて関係なく、ただ終わりまでの人生を愛しみながら過ごせたらほんの少しだけど意味のない生の中に意味が生まれるような気がします。
これから先、世界や自分の人生にどんな幸せな事や不幸な事が起きるのかはわかりませんが、ただただ死ぬまで生きるっていう真理の中で様々な事を経験したり感じたりしながら、そして最後にそれらの事を思い出しちょっぴり微笑みながら終わっていくのだと思うし、人生なんてそんな感じでいいよなぁって思います。