主人公は好きになれなかったけど、面白かったです。スリラーとして普通に楽しんでたら、終盤で迫力を発揮してくるので、テンションが上がってしまいました。まさかのカーチェイスが本格的。実際の詐欺事件がベースにあるらしく、フリマサイトの恐ろしさを上手く描けていたと思います。
フリマサイトで、中古洗濯機を購入したスヒョン、しかし届いた洗濯機は不良品。詐欺にあったと警察に届け出るも同様の事件多発で、時間がかかると適当に扱われる。ならばと詐欺行為を続ける犯人をスヒョンは執念で探し出し「詐欺です!気をつけて!」とサイトに書き込みを入れる。そして、それから知らない番号からの電話攻撃、大量に届く出前等の迷惑行為が続くのだった。
ネタバレ↓
犯人はエスカレートして行き、スヒョンに成りすまし、相手が欲しいと男を誘い、彼等にドアの暗証番号を教えます。男達は暗証番号で勝手に入って来ようとして、チェーンがあった為、入られずに済んだが中々の恐怖。
更に不法侵入もされていて、個人情報が盗まれ、さすがに警察も捜査し、見張りもしてくれます。
職場のセクハラ·キモ上司と部屋の前で鉢合わせた犯人は彼を殺し、スヒョンを待ち伏せ拉致し逃走、張っていた刑事が追い掛け、犯人の車に激突し、亡くなった。スヒョンは助かり、犯人は逃走。
同僚を亡くした刑事とスヒョンは犯人を誘き出す作戦を立て、見つけると借りていた部屋に犯人を誘導し、スヒョンと刑事と犯人の死闘が繰り広げられます。
部屋から犯人と刑事が落下し車の上に落ち、まだ息のある犯人を刑事とスヒョンが2人で倒しました。刑事と犯人は亡くなり、スヒョンは本業に戻るのだった。
スヒョンが気が強く、イヤな女なので、あまり可哀想と思えないので、楽しめたと思います。「アオラレ」のラッセル·クロウを挑発する主人公の馬鹿女を思い出した。やっぱり、煽り過ぎは禁物。
この作品、ストーリーも面白かったけど、カーチェイスやラストのバトル等も見応えがあって、楽しかったです。この手の作品もエンタメ要素を盛り込んで来るのは、さすが韓国。楽しかったです。