taka

陪審員2番のtakaのレビュー・感想・評価

陪審員2番(2024年製作の映画)
4.3
真実、そして正義とは

最初は陪審員体験ムービーかと思ったらどうやら様子がおかしい
やましい思いを抱えながら陪審員として法廷に出席するという超居心地悪い空間
胃がキリキリして緊張と不安で押し潰されそうになるこの感覚、出来たら味わいたくないけれどめちゃめちゃ見応えある内容だった
主に主人公に移入して見ることになるが、見ているこちらも同じ様な葛藤を味わい尽くす
と同時に様々な視点からも描かれる非常に重層的作品で山場がいくつも訪れた


「十二人の怒れる男」を彷彿とさせるしやっぱ法廷劇は面白い!
自分が少し期待した自発的な行動を選択するという感動的で容易な結末にしなかったのはきっと正解なのだろう
冤罪について嫌でも考えさせられるし絶対にあってはならない
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