ひとりは仏教で、もうひとりはキリスト教の二人の宗教家のジジイのドキュメンタリーです。
二人ともノーベル平和賞を受賞されているとのこと。
タイトルに釣られて観ただけだったのに、今年のベストムービー候補になるほど非常に有難い映画でした。
この映画をひとことで例えるなら、地球規模のあの大名曲 ♪
♪ We Are The World ♪
私達皆が世界、
私達皆が子供、
私達一人一人が、明るい世界を創っていく、
だから始めよう、人に与える事を。
私達の選択が自分達の命を救うことになる、
嘘じゃない、私達皆がより良い時代を作っていく、
あなたと私で。
↑これ、♪ We Are The World ♪ のサビの部分の和訳です。この映画もまったくもってこの詩と同じ内容でした。
映画の主な内容は、二人のジジイが盛んに【喜び】について語り合います。
【喜び】ってなに?
【喜び】ってどうすれば得られる?
【喜び】のもたらすものは?
これらの答えがこの映画からは得ることが出来ます(答えは↓↓↓のネタバレに)。
でも、けっしてその答えは哲学的ではなく、万人が納得できる非常に説得力のあるものでした。
カイロプラクティックを受けると背筋がピンとなるでしょ。
それと同じでこの映画を観て心の背筋がピンと正しい姿勢になれました。
それだけでなく『PERFECT DAYS』を観た時と同じで、鑑賞後は心が軽くなった。
つまんねえと思っていた自分の人生にも、実は【喜び】や【幸せ】なんて、そこいら中に転がっていて、それに気づかずにいただけなんだな、と。
【喜び】も【幸せ】も授かるのではなく、自分で探すものなんだな、と。
この映画を通じて、今後の人生にも影響を与えてくれるほど、本当に有難いお説教を頂いた気分です。
二人のジジイには心より感謝します。
本当にありがとうございました。
以下ネタバレ。
↓↓↓
【喜び】は誰かを【喜ばせる】ことで得られるご褒美です。
その【喜び】は家庭から始まります。
【喜び】を分かち合っている家族が、家庭の外でも誰かを【喜ばせる】ことで【喜び】を得て、それはやがて世界中に広がり、いつの日か、
【世界平和】をもたらします。