アメリカ・シカゴ。
いたって普通の生活を送るキャシーは、とある場所で出会ったバイカーのベニーと付き合って5週間で結婚。
相手のベニーは、ジョニーをリーダーとするバイカーグループのメンバー。
そのバイカーグループ「ヴァンダルズ」は規模を拡大していき、やがてジョニーもコントロールできない状態になっていく。
またキャシーは、危険を顧みないベニーに不安を抱き、一方でベニーもキャシーとの関係に葛藤を抱き・・・。
思った通りオースティン・バトラー、トム・ハーディ、ジョディ・カマーらのキャスティングには満足できる作品でしたが、正直ストーリーはどうということのないものだったような。
ただ気の合うバイカーたちが徒党を組んでいただけなのに、気がつけば規模がデカくなり過ぎて、訳の分からん連中がのさばり始め、当初の理想からかけ離れた集団になるとか、まったく予想を外れない展開だし、構成的にも登場人物の視点を絞った方が良かったのではないかと思いました。
視点がバラけているせいで、全体的な印象が薄い。結局オースティン・バトラーが演じたベニーも、トム・ハーディが演じたジョニーも、中途半端な描かれ方だったように感じてしまいました。
マイケル・シャノンもどうでもいい役でしたね。
オースティン・バトラーを格好良く魅せるという部分では、成功しているのではないでしょうか。