バイク乗りのはしくれのはしくれとして観ると、
バイクやファッションのかっこよさに憧れる自分と、
いい歳した人間がやることではなさすぎて、しょーもな、ってなってる自分とが混在しています。
お金が湯水のようにあるならボンネビルに乗りたかったし、おばあちゃんになってもバイクに乗れるならそのときはハーレーに乗ってみたいので、この映画のバイクは見ているだけで目の保養。
自分でカスタムしたり、一貫性のあるファッションも真似できないので尊敬します。
一方、信号無視や警察に追いかけられたことを武勇伝のように語っているのが謎すぎて。中学生ですか?
仲間が車とぶつかって死んだとき、「あいつらは突然現れやがる」的なことを言ってたけど、普段の自分たちの運転を顧みてもらってもよいでしょうか?です。
昔のことを現代の倫理観で語るという、自分がきらいなことをやってしまってるのは自覚しつつも、それにしてもさー!
俺達はいつ死んでもおかしくないというのは納得。でも 死ねるならまだマシだよね。ヘルメットがなくても走れた時代は経験してみたかったです。
「あの時代のかっこいいやつら」というだけじゃなく、栄枯盛衰の衰までちゃんと描かれている。
途中途中でも、群れていないとひとりでは何もできないとか、ほんとうはベニーみたいになりたいとか、弱い面についてたくさん言及されていて、それもとても理解できた。
ベニーみたいな人ってたまにいるけど、極端に口数が少ないから周りがいろいろ察しようとして「こいつには見透かされてる」って思い込んでいるだけで、実際のところ本人はなにも考えていないことも多い気がします。
もっとベニー中心な映画でトム・ハーディはゲスト的ポジションかと思いきやがっつりでした!!うれしい
すごく好きなトム・ハーディでした。
途中、支部を作るにあたって反対したけど勝負に勝ってから作らせていたあそこに共感してしまったというか、自分も無意識にやっているときがある。結末などを考えると、あまりよくない気がする
トム・ハーディに限らず、外国の俳優さんって作品によってぜんぜん声ちがうよなーと思う。トム・ハーディだと、マッドマックスのときはどすの聞いた、喉の奥から出してる声だけど、この作品だと少し高くて細い声。なんかあるのかな。声法として
ゲスト的ポジションで出ていたのはノーマン・リーダスでした。最初歯と歯並びが汚すぎて気がつかなかったけど、途中まさか?と思ったまさかでした!うれしい
キャシーの女優さんはフリー・ガイに出てた方だったかー!これもなんかうれしい。とても若くもおばさんにも見えるのがすごい。ベニーは下手したら高校生や大学生でもいける
この時代の警察って機能してなかったんだろうか。放火も殺人も放置がちょっとわからない。
それとも、それだけクラブの力が大きかったのかな
シカゴ・ヴァンダルって、実質ハイロー、実質MUGENですよね?ちょっとちがうけど、トム・ハーディが琥珀さん、ベニーがコブラ的な?いや、だいぶちがうな
というか、ハイローはこういうクラブたちを参考にしていたんだということを寡聞にして初めて知りました。