unko

ドリーム・シナリオのunkoのレビュー・感想・評価

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)
3.4
何不自由なく慎ましく暮らしていた大学教授ポール・マシューズ(ニコラス・ケイジ)が世間の人の夢に出てくるようになる。夢でただ立っているだけのポールが、次第に行動がエスカレートしていき‥。

アリ・アスタープロデュース。
"This man"のようなインターネットミーム。夢の中でニコラスケイジが広がるという恐怖笑
そこに商売の芽を見た広告代理店、有名税と各種SNSが紐づき大爆発する恐ろしさを描く。恐怖は控えめで、サプライズも1つぐらいで身構えなくても大丈夫です。

夢と現実のギャップがとてもシュールでお気に入り。
代理店の女性とのやり取りは思わず声をあげて笑ってしまった。返事を生理現象でするんじゃない笑
また認知療法で利用されるニコラスケイジの笑顔の写真も面白すぎた。

緩急なく進行していくので、途中から少し飽きてしまって結末に期待するように。個人的には意外な結末で、あまりアリアスターに寄せすぎないように配慮したのかもしれない。
unko

unko